何らかの規制は仕方ないかも。
12月21日(現地時間)、とうとうアメリカでドローンの登録制度が開始しました。FAA(アメリカ連邦航空局)のホームページには「ドローンの登録をしよう!」なんて気さくに書いてありますが、該当するドローンの登録は義務となっています。
今回登録の必要があるのは250g以上のドローンです。登録者は自分の名前と住所を登録するのですが、このデータは一般にも公開され、検索も可能です。また55ポンド(約25kg)以上、あるいは商業用途などの遊戯目的以外のドローンは紙ベースでの登録が必要となってきます。そして、ドローンをアメリカ国外への持ち出す場合にも登録が必要です。
このルールが実際に役立つのか…。例えば人口密集地でのドローンの事故を防げるかといえば、多分ムリでしょう。そして、事故を起こしたドローンの所有者を特定できるのかは状況によります。所有者がずぼらだったり悪意があったりすれば、難しいと思います。
登録は来年の1月21日までは無料ですが、その後は5ドル(約600円)かかります。また、支払いにはクレジットカードが必要となっており、1月21日までなら一度5ドルがチャージされた後に返金されます。そうそう、もちろんルールを熟知していることも必須ですよ!
・400フィート(約122m)以下を飛行すること
・目視できる範囲で飛ばすこと
・FAAの飛行ルールを知っていること
・直接人の上を飛ばさないこと
・スタジアムやスポーツイベントの上空で飛ばさないこと
・火事など、緊急の現場近くで飛ばさないこと
・飛行機や、特に空港近くで飛ばさないこと
・飲酒状態で飛ばさないこと
支払いを終えると、こんな登録証明がメールで送られてきます。お疲れ様でした。
source: FAA(注:アメリカからのみアクセス可能)
Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文]
(塚本直樹)