買い替える理由が思い浮かばない?
購入時の2年契約の影響から、縛りが消える2年周期のサイクルを狙って、新しいスマホへアップグレードするユーザーは多いですよね。でも、タブレットはどうですか?
このほどLocalyticsは、全世界の5,000万台以上のiPadのユーザーを対象に、現在どのモデルを利用しているかを調査。2015年10月時点の調査結果なのですが、もっとも世界で使われているiPadは、いまだに4年前に発売された「iPad 2」であることが判明しましたよ! 一方、その次に多くのユーザーに使われているのは、2012年に初のコンパクトサイズとなった「iPad mini」で、この2モデルだけで4割近いシェアを占めていることが明らかにされています。
初代のiPadと大きく異なり、前面と背面にカメラを搭載したiPad 2は、その後のいずれのiPadも、マイナーチェンジに思えてしまうくらいのスタンダードなデザインを提唱しました。また、iPad miniに関しても、このサイズで初めてのiPadというインパクトがあった反面、その後のモデルは、ちょっとしたスペックの違いくらいしか目立った変更がないように感じさせますよね。結局、このいずれかのモデルを買ってしまうと、ほぼ満足してしまい、わざわざ新しいiPadに買い替えようと思わないユーザーが少なくないのかもしれませんよ。
なお、こうした背景もあってか、好調なiPhoneとは異なり、売上が落ち込んでいるiPadですけど、iOS 9のリリースおよび「iPad Pro」発売を契機に、久々に盛り上がる可能性が高いと、Localyticsは結論づけています。
早くも品薄気味の好調な滑り出しも伝わってきますし、iPadブームの再来をもたらすヒットモデルとなるか、いろんな意味でiPad Proには注目が集まりそうです。
source: Localytics
(湯木進悟)