ぼくたちは物理ボタンを押したいんだ。
スマートフォン、タブレットは言うに及ばず、身近な家電やクルマに至るまであらゆるものがタッチパネル化している昨今ですが、そんな時代に迎合してなるものか、と言わんばかりのソニーの新製品が発表されました。
こちらはSRS-LSR100というワイヤレススピーカーで、「離れた場所でもテレビの音声がはっきり聴こえる」のがウリとなっています。
ご覧の通り、スピーカーの上にテレビリモコンをくっつけたようなデザインとなっており、巨大なボリュームつまみがひときわ存在感を放つ仕上がりとなっています。
一見、斜め上系にも見えますが、しかし米Gizmodoの読者からはさまざまな意見が寄せられました。
- どこかで見たことあるな…。そうだ、病院のベッドにあったテレビのリモコンだ!
- ワイヤレススピーカーだと言っているのに、さらにヘッドフォンジャックがついているのが新しい。これは皮肉じゃなくてね。
- 近所のテレビの騒音に悩まされている僕としては、これは本当にいい製品だと思う。みんなに配りたいくらいだ。
- きっとソニーのことだから、深い考えがあるんだと思うよ。
- スピーカーとしては使わないけど、是非欲しい。僕はよくリモコンをなくすから。
- おじいちゃんおばあちゃんと暮らしている人なら、この製品の素晴らしさがわかると思うよ。リモコンとスピーカーを一体にするなんて、思いつかなかったね。
などなど、意外と好評な意見が多かったのが印象的です。
ウォークマン然り、市場に合わせるより、開拓する製品を作ってきたソニー。このスピーカーは確かに革新的ではないかもしれませんが、新たな何かを掘り起こすモノになるのかもしれませんよ。
Mario Aguilar - Gizmodo US[原文]
(渡邊徹則)