今年は久しぶりに手帳を使ってみようかな~。
毎年、どんなダイアリーを使おうかと楽しみに選んでいた時代が懐かしくありませんか? 男性だったら、あの6穴バインダーのシステム手帳とかがビジネスマンの必携品だった時代もいまは昔……。すっかりスマートフォンだけでスケジュール管理できちゃうようになりましたもんね。
なんて思っていたら、なかなか渋いアイテムが手帳向けにデビューしてきましたよ。手帳にはさむ極薄ソーラーパネル「Solar Page」は、通常は目立たないシックな手帳の1ページにしか見えませんけど、トップのインデックス・タブから充電コネクタが飛び出して、そのまま手帳を開いておけば、接続したスマートフォンをソーラーパワーで充電できるようになっているんです!
この素晴らしい地球環境に優しいテクノロジーを、より多くの人々の手に届けるべく全力を尽くしてきた。Solar Pageが、太陽光エネルギーとユーザを結ぶ懸け橋となってくれるようにと願っている。一部のキャンパーやハイカー、アーリーアダプターのみならず、日々の生活でバッテリ充電を必要とするすべてのユーザを結ぶためだ。ソーラー技術は、我々が直面するバッテリをめぐる悩みを解消し、より地球環境に優しい世界を築く助けになると信じている。
そう語ってSolar Pageを紹介したYolkのCEOであるSungUn Chang氏は、間もなく米国ラスベガスで開催される「2015 International CES」において、初のデモンストレーションを実施することを明らかにしています。同社は、以前はNolla Designの社名で、韓国を拠点にしながら、数々の革新的なソーラーパワー製品を開発してきましたが、新たに生まれ変わったYolkの看板商品として、今年はSolar Pageに力を入れたい考えなんだとか。
なお、Solar Pageは、LightningケーブルまたはmicroUSBケーブル対応のモデルが用意され、iPhone/iPadユーザでもAndroidスマートフォンやタブレットユーザでも幅広く利用できる製品として発売が予定されてはいますが、販売価格に関する情報や、専用のシステム手帳ともセットでリリースされるかどうかなどの詳細は一切明らかにされていません。とはいえ、iPhone 6をバッテリゼロの状態から2時間半でフル充電可能な5Wの出力での性能がアピールされるなど、なかなか高度な仕上がりのようです。
Solar Pageをきっかけに手帳のよさが見直される展開になれば、このところ、すっかりユーザ離れで存続さえ危ぶまれていたシステム手帳業界を救う起爆剤にもなったりして?
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(湯木進悟)