One More Thing、ありました。
先日公開されたOK Goの新MV「I Won't Let You Down」。例外はあれど、OK Goによる奇想天外で複雑なギミックが効いたMVは、ワンカットで撮られることで有名です。もちろん、これだけの規模で制作された今回のMVもワンカットで撮影されています。
音楽の素晴らしさは言わずもがなですが、映像の迫力に世界中のリスナーが熱狂し、「I Won't Let You Down」のMVは、公開6日で動画再生1,000万回を越しました。
そんなMVの世界観をそのままに本日11月3日(月)に特設サイトがオープンしました(http://iwontletyoudown.com/)! そこでは、OK Goのダミアンとティムによるメイキング ・インタヴュー動画などを見ることができます。でも、私が個人的にびっくりしたのは、「自分であのMVを再現できる」点です。
あのMVといえば、圧巻なのは総勢約2,400名のダンサーたちによるアート。1人1人の傘がPCのピクセルアートみたいに表現されていて、CGだと思われた方も多いんじゃないでしょうか。サイト内のDrawing Pre-Visualizationでは、MVでOK Goとダンサーによってなされる軌跡を自分で描き、傘の開閉等の動作をプログラムすることができますよ。
このシステムは、「動きを描く」「アクションを足す」「見る・シェアする」の3ステップで構成されています。私たちユーザは、メンバーを自由に動かして軌跡を描くことができます。修正機能もあり、1回動きを描いた後も、再び任意の人にカーソルを合わせれば、自由に動作を変更することが可能です。
また、下の方にはギャラリーもあり、他のユーザによってアップロードされた「軌跡」を見ることができます。さらに、ここにあげられている「誰かの作品」をベースにして、そこから自分の作品をつくることもできるんだとか。
このサイトには、ギークなあなた向けに、各ユーザによって描かれた動きのデータを読みだしたり、コーディングする機能もあるんだそう。
今回のMVのクリエイティヴディレクターを務める原野守弘さんは「ここに世界のギークからヤバい作品があがってくることを期待しております」とおっしゃっていますよ。ダミアンもこのサイトがお気に入りのようで「すごく楽しい。デザインがエレガントだね」とのこと。
あの感動的なMVは「見るだけ」じゃなかったようです。最高のマスゲームアート、作ってみませんか?
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・舞台は日本。原野守弘さんが手がけるOK Goの新作MVに込められたクリエイティヴsource: iwontletyoudown.com, OK Go, 株式会社もり, 株式会社カイブツ, 株式会社BIRDMAN, 株式会社切札
(嘉島唯)