まだ日本国内でもダイヤルアップ接続ユーザーは結構いるのかな?
ADSLや光回線のインターネット接続が普通の若い世代にとっては未知の世界だったりもするんでしょうか……。ほんの一昔前まではね、インターネットといえば、56Kのアナログモデムを電話線につないでダイヤルアップ接続するのが主流で、ピーヒョロヒョロガーピーという音でつながる喜びがあったりもしたんですよ。めちゃくちゃ遅いスピードだったけど、よくあの頃は、あれで普通にネット利用してたものだよなぁ。
そんなノスタルジックな昔話はよしましょうって言われそうですけど、なななんと、ダイヤルアップ接続プロヴァイダ事業で栄華を築いたAOLが、最新の決算報告にて、いまだに同社のダイヤルアップ接続ユーザー数が230万人に上ることを発表していますよ! 一ユーザー当たりの平均利用料金は20.86ドルで数年前から上昇しているほか、このダイヤルアップのISP事業こそが、AOLの現在抱えるビジネスの中では最も営業利益につながる1億4300万ドルの稼ぎ頭であることが明らかにされているんだとか。
もしかして、ただプロヴァイダの解約忘れで支払いを続けているユーザーが多いだけなのでは? 思わず、そう疑いたくなるような数字ですよね。なお、AOLでダイヤルアップ接続にてインターネットを利用しているユーザー数は過去3年で30%以上は減少したとのことです。それにしても全米で優に200万を超える人が、いまだに電話線にモデムをつないでネット利用しているのが本当なのだとしたら、やっぱり驚きですよね~。
Brian Barrett - Gizmodo US[原文]
(湯木進悟)