「充電してなかった」なんて言い訳はもうできません。
BMWが、電気自動車やハイブリッド車向けのワイヤレス充電システムを開発中です。現在は電気自動車というと専用の充電コネクタを車に接続して、例えば車を使わない夜間などに充電する方法が採られているのですが、うっかり接続するのを忘れてた、なんてことも少なくありませんでした。スマートフォンと一緒ですね。
それをパーキングエリア一体型のワイヤレスシステムにすることで充電忘れを防ぎ、さらに充電スピードも有線に匹敵するものに、というまさに次世代の充電システムが実現されようとしているのです。
上のように地表に埋め込まれた充電器の上に車体を持っていけば、セット完了。あとはダッシュボード上の充電開始ボタンを押すだけなんだとか。
カーナビ上に充電器までの距離が表示されるので、これを参考にしながら駐車すればいいのですね。現在もギアをバックに入れると、後方の映像をナビに表示してくれる車がありますが、もしかしたらこれからは車の下も映るようになったりするのかな。
Wi-Fiで接続されたスマートフォンのアプリを使えば、充電状況や残りの充電時間を把握することもできるんだそう。これがあれば、もし何かしらの原因で充電が正常に行われていないことがあっても、すぐに気づくことができます。またお店の駐車場にこのシステムが設置されたら、アプリを参考に店内で時間を潰すなど、時間の使い方も工夫できますね。
充電中、ネコが充電器の上に鎮座したらどうなるのかな、などちょっとした疑問も残りますが、このワイヤレス充電システムが正式に利用できるようになれば、BMWはこの分野で大きく一歩リードすることになるんじゃないでしょうか。残るハードルは、お値段だけ…!
source: gizmag
(今野愛菜)