アップルのWWDC 2014にて、iCloudをアップグレードしたクラウドストレージサーヴィス「iCloud Drive」が発表されました。
今まではPagesやNumbersなどのアップル製アプリや、フォトストリーム、ゲームのセーヴデータなどだけが使用していたiCloudですが、他のクラウドサーヴィスであるDropboxやGoogle Driveのように、フォルダ中に自由にファイルを保存して他デヴァイスと共有できるようになります。今までできなかったのがおかしいぐらいですよね。
メールアプリにおいてもメールサーバーに保存しなくてもiCloud Drive経由でファイルを送信できる「Mail Drop」や、マークアップ機能によりメールメッセージ内の画像やPDFファイルなどに直接イラストを描いたり、トラックパッドで署名をしたりなんかもできるようになります。
またビジネス向けに「Device Enrollment Program」を提供予定です。今までは企業用のiPhoneやiPadなどをいちいちパソコンに繋ぎ、専用のアプリを手動でインストールしていたものを全て自動で行ってくれます。企業が使っているオフィスアプリやメールアカウント、本、PDFまで全部自動!
また画像編集機能を使って編集された写真や動画をはじめ、ペイントアプリで描き加えたファイルや編集途中の書類など、iCloud Drive内に保存されたファイルが変更された時点で他のデヴァイスにも反映されるため、引き続き作業することができます。
価格は5GBは今まで通り無料で、20GBが月額0.99ドル(約100円)、200GBが3.99ドル(約400円)となっており、最大1TBまでのアップグレードが可能です。これはストレージ増やしちゃうかも……。
まだまだ、リアルタイム更新中です!
(徳永智大)