あなたは色がどれだけ見えていますか?
という問いかけで始まるこのサイト「Online Color Challenge」では、グラデーションを順番に並べ替えるカラーテストが試せます。利用方法は簡単、■のブロックを自然にグラデーションするように並べ替えるだけでOKです。並べ替え終わったら「Score Test」をクリックすると結果が表示されますよ。スコアが小さいほど正確に並べ替えられたということ。
なお、このサイトによると…。
程度こそ違えど女性では255人に1人。男性では12人に1人の割合で何かしらの色覚異常を持っているとのこと。Wikipedia「色覚異常」での記載では、日本人だともっと低くて、女性で500人に1人、男性で20人に1人の割合くらいみたいですね。
男性に多い理由は、ご存知の方も多いかと思いますが、X染色体の異常による遺伝的な要因が強いため。
一般的にヒトの性決定は、XとYの性染色体の組み合わせによって決められます。女性は「XX」、男性は「XY」。女性では「XX」という染色体の両方のX染色体に異常がある場合のみ色覚異常の症状が出てきます。Xひとつだけに異常があった場合は発症はしない「保因者」であるのに対し、男性では「XY」のひとつのXになんらかの異常があれば色覚異常の症状がでてしまうんだとか。
もちろん、原因はこれだけではなくて、症状のレベルもまちまちです。また稀ですが、性決定は「XX」「XY」の例から外れることもあるようです。専門的に考察するとさらに色々な要因が入り混じって複雑極まりなくなるので、あくまでも「こんな要因があるみたいだよ」という豆知識としてどうぞ。
目の正確さもそうですが、モニターの表現力の正確さ。そして意外と面倒な作業なので、途中で投げ出さない力も測れるのではないでしょうか。
参考資料[COLORLITE よくある質問、性決定(Wikipedia)、色覚異常(Wikipedia)]
(小暮ひさのり)