新しいガジェットには新しいルールが必要?
今一番の話題のメガネ型ウェアラブルデバイス「Google Glass」について、グーグルがマナーガイドラインを発表しました。
その中でグーグルは「撮影の許可を取ることが大事」だと説明しています。Google GlassはWebサイトを見ているのか画像や動画を撮影しているのかがよくわからず、もし何も言わずに撮影をおこなっていたことが周りに知られたら、彼らは不信感を募らせることでしょう。ですので、「撮影の前の許可」は非常に大事なポリシーになりそうです。
また、「スクリーンロックをかける」ことも推奨しています。普通のメガネにようにロックをかけないで利用していると、盗難された際にさまざまな情報が他人にわたってしまう可能性があります。ですので、自分や友人のプライバシーを守るためにもスクリーンロックが必要なようです。
さらに、「Google Glassは長時間利用するデバイスではない」とも説明しています。Google GlassはちょっとSNSや地図や料理のレシピを確認するのに適したガジェットであり、トルストイの「戦争と平和」を読むためにはできていない…と、ちょっとおしゃれな解説を加えています。
また、Google Glassについて他人から質問された場合には親切に回答し、携帯の電源OFFや撮影禁止が指示されている場所ではGoogle Glassもそれに従うことなどがガイドラインではアドバイスされています。
それぞれのガイドラインはとても納得のいくものですが、正直これらのガイドラインを読むと「最初にGoogle Glassを使う人は大変だろうな…」という感想を抱いてしまいます。しかし、これも新たな概念のデバイスが世にでる時にはしかたないのかもしれません。Google Glassの購入を検討している方は、いまからその機能のわかりやすい解説について練習しておくといいかもしれませんね。
[ITPro、TechCrunch、iwatchapple.it]
(塚本直樹)