Tizen OSの操作感が気になります。
サムスンは新型スマートウォッチ「Gear 2」と「Gear 2 Neo」を発表しました。前モデルのGalaxy Gearから何が違うのかといえば、最大の変更点はOSにAndroidの代わりに「Tizen」を搭載していること。これによりバッテリーの駆動時間を伸ばすことに成功しています。
Gear 2の細かいスペックを紹介すると、プロセッサには1GHzのデュアルコアプロセッサ(前モデルは800MHz)を搭載し、さまざまなサムスン製スマートフォンやタブレット端末に対応するそうです。他社製スマートフォンへの対応は現時点では不明。
また、スタンドアローンなミュージックプレーヤーや心拍数計が追加されました。フィットネスのお供にはすごくよさそうです。さらに、カメラの位置が時計上部に移動したことにより、バンドの交換も可能になりました。バンドのカラーは「ブラック、ブラウン、オレンジ」の3色です。
Gear 2には弟分の「Gear 2 Neo」も存在しています。基本的なスペックはGear 2と同じですが、カメラ機能を省略し、ストラップにはブラウンの代わりにグレーが用意されています。値段は不明ですが、おそらくGear 2よりは廉価なモデルになることが予想されます。価格が不明なのはGear 2も一緒なんですが、もしかしたら300ドル(約3万1千円)以下になるんじゃないかなと米ギズは予想しています。
OSにTizenを搭載したことのメリットはサムスンと消費者の両方にあったようで、Gear 2は1回の充電で2〜3日稼働することができます。前モデルのGalaxy Gearはフル充電で1日しか利用できなかったので、これは大きな進歩といえそうです。
まだ価格などの詳細はわかっていませんが、現時点ではっきりしていることが2つあります。1つは前モデルのGalaxy Gearは残念ながらベータ版に近い製品だったこと。もう1つは、サムスンがAndroidプラットフォームからの脱却を幅広い分野で依然として計画していることです。
生まれ変わったサムスンのスマートウォッチ「Gear 2」と「Gear 2 Neo」、個人的にはバンドからカメラの出っ張りがなくなっただけでもずいぶん買いやすくなった印象を受けます。もしかすると、今回のGear 2やGera 2 Neoこそが、サムスンが本当に作りたかったスマートウォッチだったのかもしれませんね。
[米版]
(塚本直樹)