グローバル化する世界で欠かせない強力なパートナー。
みなさんはIBMと聞いてどんなイメージを抱きますか? コンピューターの黎明期からハード・ソフト両面を支え続ける「巨人」「IT業界のリーディングカンパニー」。しかも先日お伝えしたように超辛口なすごろくゲームをつくってしまうなど、柔軟な一面もありました。そして熱心なギズ読者なら、PCのみならずテクノロジー全般でイノベーションを起こし続ける「革命児」だということもご存知でしょう。え、どんな内容だったか忘れちゃった? 例えばこんな記事を過去にもご紹介していたんですよー。
祝・創業100年! IBMがこの百年で実現した9大技術パソコンやRAM、ハードドライブはもちろんのこと、「バーコード」や「レーシック手術」に用いられる技術など、いたる所にIBMの技術が活かされているんです
歴史的瞬間! IBMの人工知能が人間のクイズ王に圧勝! コンピュータが人間の頭脳を超えた日本100万冊分の知識を持ち、人間の言葉を聞いて受け答えできる人工知能「ワトソン」がクイズ王(人間)に圧勝。その勝率はなんと75%にも達したそうです
IBMが人間の脳の4.5パーセントをシミュレーション済み、2019年にはすべて完了する勢いIBMのスーパーコンピュータープロジェクト「Blue Gene」。すでに人間の脳の4.5パーセントをシミュレートできており、この調子で進めば2019年には完全なシミュレーションが仕上がる予定なんだって!
身近なことから最先端技術まで、あらゆるところでIBMの技術が活かされていたんですね!
今では誰もが知る名門企業のIBMですが、その道のりは順風満帆なものではありませんでした。特に1990年台前半には「時代遅れ」「過去の遺物」「滅び行く恐竜」なんて呼ばれていたことも。業績の悪化によって事業の選択と集中を迫られたIBMは、その主体をハードウェアからサービス、ソフトウェアへ大きく転換。また徹底した社内改革を行い、これまでの多国籍企業から世界中どこにいてもIBMのスキルやサポートを受けることができる真にグローバルな企業へと進化をとげることに成功しました。
2002年には世界4大会計事務所のひとつ、プライスウォーターハウスクーパースのコンサルティング部門を買収しサービス部門を強化。今では総収入のうち実に60%近くがサービス部門による収益なんだとか。
苦難の時期を乗り越えて、唯一無二のグローバルカンパニーとなったIBM。その変革の経験を活かし現在は他の企業に対してもコンサルティングからアウトソーシングまで幅広いサービスを行なっています。
例えばエアコンでおなじみのダイキン工業。フッ素化学メーカーとしても世界規模なのですが、タイムリーに経営判断をするために必要なグローバルでの需要動向の「見える化」に課題を持っていました。そこでIBMビジネス・アナリティクス・コクピットを導入し、10ヶ月でグローバル規模の「見える化」に成功。「見える化がなかったら、大幅な減益になったかもしれない」とまでいえる結果を出すことができたんだとか。
また化粧品最大手の資生堂に対してはグローバル展開を支える標準基幹システムを構築。業務を標準化することでビジネス戦略のスピードアップと人材交流を促進することに成功し、グローバル企業としてのさらなる成長に一役買っています。
グローバリゼーションが進行し、目まぐるしいスピードでビジネス環境が変化し続けている今日。TPP交渉も協議が進み、もはやどの企業にとってもグローバル化は避けて通れない課題となりました。この状況をどう乗り越えるか。これまで数多くの企業をサポートしてきたIBMのソリューションが日本企業の強い味方となるはずです。
ではいったい、どんなサービスをIBMは提供しているのか。実は先日もご紹介した「海外戦略ゲーム」は単にゲームとして面白いだけでなく、遊びながらIBMのソリューションを知ることもできるスグレモノだったんです。まだプレイしてない? そんな方は今すぐこのリンクからゲームにチャレンジしてみてくださいね!
(KITAHAMA Shinya)