大手柄。児童買春1000人の囮に使われたバーチャル娘スウィーティー(動画あり)

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  • author satomi
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大手柄。児童買春1000人の囮に使われたバーチャル娘スウィーティー(動画あり)

「ネットには常時75万人の小児性愛者がいる」(国連&FBI推計)

そこで、ネット児童ポルノの性犯罪*をなんとかしようと国際組織「Terre des Hommes(TDH)」がバーチャルのフィリピン少女Sweetie(スウィーティー)ちゃん(推定年齢10歳)を創作してチャットに使ってみたら、なんと世界中から小児性愛者1000人がホイホイ釣れ、とりあえず切りのいいところで今日、全員の情報をインターポールに提出しました。

この活動は、「ウェブカメラを介した児童セックスツーリズム」に対する問題意識を高めるためTDHが行っているもの。

潜入先は男性がウェブカメラを介した違法行為(児童買春*)に従事するチャットです。少女になりすまして摘発する手法はこれが初めてではないし、チャットで注意をひくのは結構簡単なのですが、それだけでは引っ張るにも限界がありますよね。遅かれ早かれ男性は顔を見たがるものなので。

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そこでTDH調査員が「本物そっくりに見え、本物そっくりに動くバーチャル少女」を創ってみたところ、幼児性愛者たちは大喜び(TDHが収集した証拠品の中にはウェブカメラの前で自愛行為にふける彼らの映像も残っている)。

スウィーティーに喋らせて時間稼ぎしてる間に、TDHでは相手が明かす断片的な情報を手がかりにフェイスブック、グーグルなどで身元を割り出し、合法的手段で住所・氏名・電話番号・写真・動画など一連の証拠固めを進めていった、というわけ。最初の1000人の人物調査書をインターポールに提出したのは米時間4日。情報集めにかかった期間はたったの2ヶ月でした。

動画の解説にあるように、この手のチャットでは自分が女の子だというと蜂の大群のようにメッセージが押し寄せてきて、すぐ値段交渉になります。足がつくと大変なので使うのは決まってプリペイドのクレジットカード。

「ネットに行って女の子探してバーチャルでレイプしてパソコン切って、何事もなかったかのように仕事に行く、そういう連中さ」(調査員、4:04-)

スウィーティー登場は4:30から。

ウェブカメラの違法行為で刑事告訴された人はこれまで6人しかいません。誰も本腰あげてないのが現実です。「性犯罪摘発*がこんなに簡単だということを示せば性犯罪はとまる」というTerre des Hommesの活動趣旨に賛同いただける方はこちらのオンライン署名にご協力を。

*UPDATE:本文中の「児童ポルノ」に「性犯罪」を追加し、「違法行為」に「児童買春」を追加しました。表現が曖昧ですみません。

**UPDATE2:タイトルと併せて変更しました。ご指摘ありがとうございます。

[Terre des Hommes]

MARIO AGUILAR(原文/satomi)