これすごいです。これがあれば、プロではないユーザーでも、つまり私でも、魅力的なアニマトロニクスをつくることができるかもしれません。アニマトロニクスはSFXの一種で、生物を模したロボットを使って撮影する技術。「アニメーション」と「エレクトロニクス」を組み合わせた造語です。
ディズニーランドのアトラクションとかにいるキャラクターはコンピュータの中で動くデジタルなキャラクターと違って、歯車やモーターなどメカニカルシステムによって動きが決定されています。そして今までは、クリエイターは動きを描くだけではなく、どうやってその動きを再現するのかも考えなくてはいけませんでした。
しかし、ディズニーが開発した新しいシステムでは動きをコンピュータに計算させています。これがあれば、ユーザーは動きのことだけを考えればよいことになります。どういった機構でこの動きを再現すればよいのかを考えるのはコンピュータの仕事です。サーベルタイガーが作りたいなと思ったら、サーベルタイガのモデルを作って、動かしたい関節とどういう動きをするかをカーブで指定するだけでいいのです。それさえすれば、ソフトウェアが歯車を組み合わせて動きを再現してくれるというわけ。
夢が広がります。
[Disney Research viaGizMag, Wikipedia]
mio (米版)