蛇は苦手なんだけどなぁ。
そもそも爬虫類は、どうしても好きになれないんだよって方は少なくないかもしれませんよね。ましてや、わざわざ多大の時間と労力と資金を割いて、超苦手なものを作り出すだなんて...
そんな気持ちになるのも無理はないかもしれないですが、でも、不思議なことに、究極のパワフルで使えるロボットを開発しようとすると、なぜかヘビに近づいていったりするみたいですよ。例えば、カーネギーメロン大学のBiorobotics Labで古くから開発が進められている「Modsnake」は、モジュラー構造でヘビのようなデザインに仕上げることで、どこでも巻きついて登りつつ、スペースの限られたエリアもボディーをクネらせて前進し、まさに最強仕様とアピールされています。腕にまで這い上がってきて前進を止めない姿は、ロボットだって分かっていても薄気味悪いようですが~
ちなみに、多くのロボットが車輪による駆動系や人体を模した二足歩行、動物を模した四足歩行などなどの構造の採用を目指してはいるものの、結局のところ、Modsnakeのヘビ型に勝る性能は達成できていなかったりするんだとか。このまま水面だって泳いで渡れちゃうModsnakeの完成度は、非常に高いものになるらしいんですけど、これが愛されるキャラクターのロボットになれるかどうかは最大の疑問かもしれませんね。
[Modsnake]
Andrew Liszewski(米版/湯木進悟)