仕事の後のお酒は美味しい。昼間から飲むお酒は美味しい。海を目の前に飲むお酒は美味しい。とにかくお酒は美味しい。飲、も、う、今日はとこーとん盛り上がろう! ...でも、せっかく飲むなら少しでも体にいいものを、そんなことを考え始めた30代。お酒界の中でヘルシーなやつってなんだろう?
酒好き米Gizが、栄養コンサルで公衆衛生のプロである、マレン・ロビンソン先生(Maren Robinson)にお話を伺ってきています。以下で紹介する9つのカクテルは、その材料をベースにフルーツや野菜から得られる栄養価や、カロリー、糖分や酸化防止作用や薬効成分を基準にヘルシー認定しています。あと、お味もね。
【注意】ヘルシーとは言っても、たくさん摂取してもいいというわけではありません。飲み過ぎには十分注意してくださいね。米国でのアルコール量目安としては、女性は日に1杯、男性は2杯くらいだそうです。体はアルコールを毒素として処理します、故に体が対応できる量には限りがありますから。しつこいけれど、飲み過ぎ注意!
※夏の暑い時に、水分摂取としてお酒をたくさん飲む人がいますがこれもダメです。アルコールには利尿作用があるのでおしっこでどんどん水分がでていってしまいますよ。特に汗をたくさんかく暑い時は、お酒一杯に対してお水一杯くらいの気持ちで飲み進めましょう。これは、夏を楽しむコツの1つよ。
さ、ヘルシーカクテル9杯、飲みにいきましょ!
【ウォッカソーダ】・ウォッカ・ソーダ水
体重が気になるならウォッカソーダ、と言いまして低カロリーの定番カクテル。約44ミリリットルで、は平均96キロカロリーほど。ソーダ水はカロリー0なので当たり前と言えば当たり前だけど。しかし、カロリー低い分栄養価も特にないです。
・ライム
・ウスターソース
・ヴァレンティーナの辛いソース
・黒胡椒
・シーソルト
・氷
二日酔いに効く美味しいカクテル。辛くてちょっと塩っぱい、ビールにパンチを効かせた感じですって。
ビールは穀物から作られているので、必要な炭水化物を摂取できます。かつては、エナジードリンクの役割もあったそうですから。低カロリーのビールもたくさんあるのでいいですね。
ライムにはお肌に嬉しいビタミンCが豊富。
ヴァレンティーナのホットソースはホットチリペッパーから作られています。他の辛い有名どころタバスコやチュルアソースなんかと同じですね。チリは食欲を抑えメタボリズムを向上させる働きがあると言われています。つまり、食べる量は減るし、脂肪は燃えるしとダイエットにはもってこい。また、チリに含まれるカプサイシンには、前立腺がんを抑制する可能性があるとして、研究が進んでいます。
シーソルトには電界物質を補充する働きが。
ウスターソースには、サトウキビ/ニンニク/クローブ/チリから摘出されたビタミンB6が含まれてます。B6は、赤血球を作り神経系の働きを助けます。さらに、酸化防止作用、ビタミンC、ビタミンK、ナイアシンも含まれています。
ブランドにもよりますが、バーボンは平均して約44ミリリットルで、97から110キロカロリーほど。これならウォッカソーダよりもフレーバーのあるウィスキーの方がいいかな。この低カロリーに対して芳醇なフレーバーは嬉しいですね。満足も得られます。ただし、こちらも栄養素があるとは言えません。ダイエットには満足感も得られていいですよ。飲み過ぎは本当に注意。また、他の物と混ぜるのもつい飲み過ぎてしまうので危険。ロックかソーダ割りがベスト。
ワイン少々のたしなみは健康に○。赤ワインは栄養満点。DRI鉄分が4から9%、カリウム9.4%、マグネシウム5%。さらに酸化防止作用もあり。フラボノイドとレスベラトロールを含んでおり、血餅や悪玉コレステロールを下げる働きがあります。カロリーもあまり高くないので嬉しい。
・スウィートベルモット
・アンゴスチュラ・ビターズ
バーボンは上記の通り、低カロリーで芳醇な香り。
ベルモットはワインを主体とし、多種多様なハーブを使って作られます。約30ミリリットルでたったの45キロカロリーほど。
アンゴスチュラは古くから民間療法として使用されており、しゃっくりを止めたり、腹痛に効くと言われています。
・オレンジジュース/ピーチジュース
ブランチの定番ドリンク。カロリーは高くなりますが、その分いい所がたくさんあります。
赤ワインだけでなく、シャンパンにも酸化防止作用あります。
オレンジジュースにはもちろんビタミンCが豊富。他にも、カリウム、葉酸、カルシウム、ビタミンB6、チアミンが含まれています。オレンジジュースではなくぶどうジュースを使ったミモザもあるとか。
ベリーには、オレンジのかわりにピーチジュース。ピーチジュースにはビタミンC、ビタミンA、ビタミンB、リボフラビン、ナイアシン、チアミンが含まれています。ミネラルやカルシウム、マグネシウムにカリウムもね。
ギネスビールはかつて「Guiness is good for you」というキャッチコピーを掲げていたことがありますが、まさにその通り。約355ミリリットルで128カロリーというまずまずな数字。ラガーよりも全粒を多く使用して作っているので、低カロリーで栄養価が高いのです。赤ワインとほぼ同量の酸化防止作用あり。2003年には、ウィスコンシン大学で、ギネスは血餅や心臓関連の問題を抑える働きがあるという論文も発表されたほど。
・レモン
・オレンジ
・ライム
・砂糖
・オレンジジュース
・ジン
・トリプル・セック
・りんご
・ラズベリー
・イチゴ等々
こちらも低カロリーとは言えませんが、栄養満点。また、サングリアのレシピは無数にあるのでどんなフルーツを入れるか、砂糖の量なので変わってきます。
赤ワインやライム等はすでに上で述べましたね。
サングリアに欠かせないリンゴには、ビタミンCが豊富、ビタミンCは感染症に強い体作りに役立ちます。ベータカロチンも豊富。酸化防止作用もフラボノイドもポリフェノールもあり。ケルセチン、カテキン、プロシアニジンB2と、ビタミンB群と、なんかもういろいろはいっています。
ラズベリーはポリフェノールを多く含むフルーツ野菜のトップ10にはいっているほど=豊富。目や記憶力にいいと言われています。繊維やビタミンC、マンガンも豊富で、癌防止に役立つフルーツだと言われています。
イチゴは、ビタミンCが豊富。他にもカリウムや繊維質も多く含んでいます。
レモン、言わずと知れたビタミンC。あとはベータカロチン。
・トマトジュース
・ホースラディッス
・ウスターソース
・タバスコ
・セロリ
・塩&胡椒
こちらがダントツ1位のヘルシーカクテル。栄養価も高くカロリーも低い。ウォッカ、タバスコ、塩にはすでに上記で記した通り低カロリーやらチリペッパーの力やらがあります。
トマトはリコピンが豊富。カテキン、ゼアキサンチン、ビタミンAも豊富です。他にもいろいろ豊富で、こちらも癌防止にいいと言われています。
セロリは、癌細胞と戦うことで知られています。高血圧や不眠症にも効き目有り。腎臓結石の防止や、消化を助ける働きもあるんですって。
なるほど! ブラッディ・マリーはかなり最強カクテルですね。美味しいし。さて、金曜日の午後。そろそろ今夜と週末に向けてワクワクしてきたころですね。飲みいきましょー!
最後にもう1度いいます。飲み過ぎには注意!
そうこ(Brent Rose 米版)