2011年秋にプリンター内蔵のインスタント・デジタルカメラを発売したポラロイド社が、こんどは手のひらサイズのコンパクト版「Polaroid Z2300」を発表しました。
どことなーくInstagramっぽくもある、レトロなトイカメラ風デザインのPolaroid Z2300。画素数は1,000万画素で、インクを使わない2×3インチのフルカラー印刷ができちゃいます。
え、どうしてインクがいらないのかって? ...その秘密は「ZINK」という専用紙。この紙には透明な染料結晶の粒子が塗られていて、熱を加えることでシアンやマゼンダ、イエローに変色するんですって。
ちなみに印刷時間は60秒。気軽にカメラを持ち歩いて、好きなだけ写真を取って、お気に入りの一枚をアナログのポラのように印刷できるなんてステキですよね。実際の画質がどの程度のものなのか気になるところではありますが、超高画質ではなかったとしても、かなり楽しく遊べそうな予感がします。
ちなみにカメラ本体は160ドル(約12,700円)、プレミアムZINKペーパーは20枚セットで15ドル(約1,200円)、50枚セットで25ドル(約2,000円)。今のところ日本のポラロイド社からは未発表ですが、これはかなり惹かれますな。
米ギズモードの記者さん曰く「正方形の写真が撮れて、印刷した写真が自動的にInstagramにアップロードされる機種があればいいのになあ。そしたら価値の高い写真が増えると思うし、とりあえず僕はごはんの写真をアップするのを考え直すよ」とのこと。
5月にお伝えした「Instagramポラロイドカメラ」のコンセプトワークも、製品化すればけっこう人気が出ちゃうかもしれませんね。
Rumi(Jesus Diaz/米版)