先日人類史上初の、小惑星で資源採掘を行う会社「Planetary Resources Inc.,」という謎の会社が話題になりました。IT業界の名だたる億万長者達や元NASAの研究者のグループが支援を行うと発表したのです。この会社は「世界のGDPを数兆ドル押し上げる」とし、「人類の繁栄を確保」する会社なのだそうです。
...何ですか、このサイエンスフィクションのようなお話は。
しかしこの会社への支援者は資産を保有する有名人ばかり。
Googleのラリー・ペイジ氏とエリック・シュミット氏に、映画監督のジェームス・キャメロン氏、マイクロソフトの元チーフソフトウェアアーキテクトで、 Intentional Software 社の代表であるチャールズ・シモニー氏、Sherpaloの創業者でGoogleの経営幹部であるK. ラム シュリラム氏、Hillwoodの代表でPerotグループの ロス・ペローJr.氏など。
リソースを小惑星につぎ込む事は雲をつかむような夢物語ではない、おそらく投資に対するリターンももの凄いことになると踏んでいるのでしょう。「世界のGDPを数兆ドル押し上げる」のですからね。そして重要なのは、地球の資源は猛スピードで枯渇が進んでいるのだから、これを補う施策は必要不可欠。
でもこれって本当に現実的なのでしょうか。
今のところ詳細は不明ですが、本当に彼らのような人々が大量の資金を注ぎ込んだならば信ぴょう性がありそうだし、何かしらの享受もあるように思います。もちろん当人たちが小惑星まで赴いて資源を採掘するわけではありませんが、すでに科学者や技術者による大量の計画が練られているようです。
言うまでもなくこの目的が達成されるには相当の年月がかかるでしょうけど、やっぱりすごくゾクゾク興奮する話です! 映画みたい...! 成功したら本当に人類の偉業となることは間違いありません。
Plenetary Resourcesのチャールズ・シモニー氏が中心となって発表される記者会見が米国時間4月24日の午前中にシアトル航空博物館で行われます。
これは見逃せませんね!
JESUS DIAZ(原文/mayumine)