『俺達ァ、健康優良ギークだぜ!』
4月7日に秋葉原3331 Arts Chiyodaで行われる「大友克洋GENGA展」の内覧会にギズモードがお邪魔してきました。大友克洋さんといえば「スチームボーイ」や「AKIRA」の作品を描いた有名な漫画家であり映画監督としても活躍している方。今回の原画展はデビューから39年間の全てが詰まったといっていい素晴らしいイベントでした。さっそくその様子をレポートしたいと思いますよ!
会場に入って早速目に入ったのは「AKIRA」のマンガの表紙。1枚の絵としてしっかりみたのは初めて! かなり見入ってしまいました。いろいろ思い出が蘇って、懐かしさにも浸りつつ、この他にどんな原画があるのかとても楽しみになりました。








会場の中には大友克洋さんの、初期の未発表作品や「童夢」などの代表作品、そして新しいカラー原稿など壁一面にビックリするくらいの多くの原画が展示されていました。僕が全くしらないマンガや「えっ! こんなものを描いていたのか!」という原稿もありましたよ。大友克洋さんがバットマンを書いたことあるなんて知らなかった! 間近で原稿をみてみると本当に細かいく描き込みがされていて、緻密な色使い、リアルな表現が見ることができました。
気がつくと会場内ではBGMが流れているんですよね。後でわかったのですが大友克洋さんが監督をした映画「蟲師」の音楽を担当した蓜島 邦明さんが原画展のために作ったBGMだそうです。このCDは物販で購入することができるので要チェックですよ。
そして会場を順序に沿って進むと、そこには一面、原稿、原稿、原稿。なんとここにあるのはAKIRAの全原稿約2300枚が展示されているのです。全ての原稿がのこっていることに驚きですよね...。ちなみに今回この原画展に展示されてる原画はなんと約3,000枚。すごい...すごすぎる。通りで見るのに時間がかかったわけだ...。




そしてコレが一番の見所! なんと「AKIRA」の金田のバイクが展示されてるんです。しかも...乗って写真撮影も可能なんです! いやぁ...それだけじゃなくて、金田が着ていたレザージャケットも着れちゃうんです。1983年に大友克洋さんの手によってデザインされたこのバイクが目の前に...。僕もレザージャケットを着て写真を撮りました。そしてその後方には「童夢の壁」があってこちらでも記念撮影ができるんですよ〜。みんな楽しそうにしていたなぁ〜。な〜んて編集部も大興奮しちゃってたんですけどね。




会場をでると待ち構えていたのは物販でした。販売はBEAMSコラボTシャツやポスター、ステッカーや画集などなど...さらに物販で3000円以上購入をすると先着10,000名に今回の原画展のショッパーがもらえるそうです。もちろん僕もゲットしましたよ。秋葉原でドヤ顔でショッパーを持ち歩いてる人がいたら僕だったかもしれませんね。今回の原画展は震災のチャリティー企画も兼ねられており、来場者収益の30%が被災地の復興に役立てられるそうですよ。
その後、大友克洋さんの新作アニメーション「火要鎮(ひのようじん)」の特別上映をみることができました。こちらの作品は「SHORT PEACE」と呼ばれるオムニバスアニメの1つであり、劇場公開を予定しているそうです。
大友克洋さんの全てが見れる「大友克洋GENGA展」は4月9日から5月30日まで、秋葉原の3331 Arts Chiyoda にて開催されます。入場は完全予約制でローソンチケットにて予約、購入ができます。いや〜、大友克洋さんのファンなら行くべき原画展ですよ。これから少年サンデーで新しい連載も始まるし、大友克洋ファンは今年は熱い1年になりそうですね。
(長谷憲)