ネットにネガコメはつきもの、耐えるしかないのだけど、ある故人のフェイスブック追悼ページに「R.I.P.(rest in peace:安らかに眠れ)」をもじって「rot in piss(尿で腐れ)」と書き込んだ人間の顔を拝んでやろうと、BBCドキュメンタリー番組「Panorama」がカメラもって突撃取材を敢行しました!
この心ない書き込みをしたコメント・トロール(荒らしコメント主)は、コメント・トロール界(そんなものがあるんかい!)でも有名なトロール中のトロールで、ハンドルネームは「Nimrod Severn」。殺されたランカスター大の学生の死を悼むページにも「rot in piss」、射殺されたアトランタのラッパーDollaにも「rot in piss、薄汚いニガーめ」とヘイトコメントを残しており、これは法に抵触する可能性もあります。
コメント・トロール事情に詳しい人からBBCが得た情報によると、このコメント主の正体は英ウェールズの首都カーディフ在住、本名ダレン・バートン(Darren Burton)。
さっそくBBCのデクラン・ローン(Declan Lawn)記者はトロール狩りに赴き、道に出てくる彼にいきなりマイクを向けます。
記者「ネットのネガコメについてお話を伺いたいんですが」
ダレン「...」
記者「Nimrod Severnさん、ですよね? なんであんなことするんです? あんな書き込みして相手が傷つくって思わないんですか?」
ダレン「...」
記者「あれ見て(みんな)どんな気持ちになるか考えてやってるのかって訊いてるんです」
ダレン「ああ」
記者「で? どう思ってるんです?」
ダレン「F*ck'em」(2:22)
記者「あれをどう正当化できるんです? トローリングのことですよ。人を傷つけるでしょ」
ダレン「法律破っちゃいないだろ」
記者「まあ、法律破ってないのもあるけど、破ってるのもありますよ」
ダレン「自分のオピニオン書いてどこが悪い。フェイスブックはオープンフォーラムだろ。フェイスブックはオープンフォーラムだ。」
記者「あれで有罪になって、9週間刑務所入ってる人もいるんですよ」
ダレン「はあ?」
記者「9週間刑務所入れられるんです」
ダレン「9週間。なにそれ?」
あわわわ...トロールはリアルで会ってもトロールだった...。この番組放映後フェイスブックにはダレンさんのヘイトページ「Nimrod Severn AKA Darren Burton should rot in hell(地獄で腐れ)」が立ち上がってdisコメ浴びる側に立たされてしまったイギリスのトロールさんのお話でした。
[BBC via The Next Web]
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JAMIE CONDLIFFE(原文/satomi)