Linuxサイドから見れば、マイクロソフトとの戦いは終わり、Linuxが勝者となったんだとか。
Linux Foundationのエグゼクティブ・ディレクター、ジム・ゼムリン氏によれば、彼らはあるひとつのカテゴリーを除く全カテゴリーにおいてマイクロソフトを超えたそうです。
「もう(マイクロソフトのことは)あまり気にもならないですね」とゼムリン氏は言います。
「彼らは巨大なライバルだったけど、今となっては子犬を小突くみたいなものです。」
そして、残るひとつのカテゴリーとはデスクトップコンピューター(ノートPCも含めたいわゆる「パソコン」)です。たしかに、サーバーはもちろん、スマートフォンでもLinuxベースのAndroidがシェアを伸ばしている一方、マイクロソフトは苦戦しています。
では、スマートフォン市場で高いシェアを持ち、さらにタブレットという新たなカテゴリーを作り出したアップルについてはどう考えられているでしょう?
「オープンソース側の人間にとっては、アップルは最大の敵であり、友人でもあります」とゼムリン氏。「アップルはオープンソースやLinuxに対して、いろいろな意味で良いことをたくさんしています。クライアント・コンピューティングの定義を変えたのもアップルです。(略)でも、彼らのシステムがクローズドでないとは考えていません。
マイクロソフトとは違い、両義的な存在ということですね。
なお、ゼムリン氏の一連の発言は、Linux誕生20周年を前にしてのものでした。20周年おめでとうございます!
[NetworkWorld via Slashdot]
Adrian Covert(原文/miho)