まだまだ初代iPadだってパワーアップ!
いよいよ米国では「iPad 2」の発売が秒読み段階となり、おまけに「iOS 4.3」のリリースも目前に迫ってまいりましたけど、どうやらこの組み合わせは最強であることが、JavaScriptベンチマークテスト「SunSpider」のスコアーから明らかになってきましたよ。もう待ち遠しくてたまりませんよね...
開発者向けに公開されたiOS 4.3のゴールドマスター版での測定値がベースとのことですが、iPad 2のベンチマークスコアーは、iOS 4.2を走らせた時よりも、場合によっては最大2.5倍のスピードアップ。OSのバージョンアップで飛躍的にスピードアップを体感できるんだそうです。そして、うれしいことにこの結果は初代iPadでも同様で、やはりiOS 4.3へとアップグレードした瞬間に大幅なパフォーマンス向上が認められたとのことですよ。
ただ、ちょっと気になるデータといたしましては、同じゴールドマスター版のiOS 4.3を搭載したiPad 2と初代iPadのベンチマークスコアー比較は、iPad 2が初代iPadを1.5倍ほど上回るにとどまったんだとか。もっとiPad 2のスコアーが伸びると期待していたんですけどね~
どうやらiPad 2には、デュアルコアの「A5」プロセッサーが採用されて目ざましいパフォーマンスアップが達成されたとはいうものの、最新の「Cortex A9」コアではなく、初代「Cortex A8」コアがベースになっているのではないかとの見解も出されていますよ。もちろん今回は主にインターネット閲覧時のスピード感を知る上で目安となるデータの判明に過ぎず、3Dグラフィックスや動画再生時にはiPad 2の高速性能がより際立って反映されるとも考えられます。
また正式発売後に速攻で詳しくレポートする予定ですので、どうぞお楽しみに!
Kyle VanHemert(米版/湯木進悟)