ストレージって、いくらあっても足りなくなりますよね。
でも、ついに発表されたiPad2では、iPhoneでもその傾向があるように、ストレージ容量は拡張されていませんでした。最大でも64GB、最小では16GBしかありません。
でも、少ないストレージへの対策は、いろいろあります。何があるか見ていきましょう。
・音楽なんといってもどんどん容量を食っていくのが音楽ファイルです。動画ももちろん大きいんですが、動画の場合、同じコンテンツを持ち歩いて何度も視聴することはあまりありません。でも音楽に関しては、急にコレクションを厳選しろと言われても難しいです。とはいえ容量が限られているのだから、ある程度絞る必要が出てきます。
ではどうやって絞ればよいでしょう? 簡単なのは、いちばんよく聞く曲を選んでシンクする方法です。手動で選ぼうと思うと面倒ですが、iTunesのスマートプレイリスト機能を使えば簡単です。たとえばよく再生するトップ1000(または500でも2000でも)といったプレイリストを作って、それだけをシンクすればOKです。
でもそれ以外の曲はどうすればいいでしょう? 選択肢はいくつかあります。個人的に僕はiTunesをDropboxとシンクするのが気に入っているのですが、その理由のひとつはiTunesにある音楽ファイルを携帯端末でストリーミング再生できることです。もしシンクし忘れたり、何かすぐ聞きたいというときは、楽曲をダウンロードして保存することもできます。そうすればiTunesにあるすべてにアクセスができます。動画やポッドキャストに関しても同様に使えます。
もしくは、Stream2Me(350円)でも簡単にストリーミングができます。動画に関しては同じ350円のAirVideoのほうが好きなんですが、こちらは音楽ファイルに対応していないんです。
もしくは、いくつかの音楽ストリーミングサービスにもiOSアプリがあるので、それを使えば好きな曲をいつでも聞けます。
・ポッドキャストとオーディオブックポッドキャストならAudioPressがおすすめです。AudioPressはiOSデバイスでのポッドキャストの管理には最適と思われ、シンクも不要になります。ポッドキャストを聞きたいときに聞けて、ストレージも食いません。
オーディオブックはたいていシンクしたほうがうまく動くんですが、それでもシンクしたくない場合はAudibleを使いましょう。これはAudibleで扱っていないオーディオブックに関しては使えませんが、すでにAudibleを使っている人には非常に便利です。
・動画シンクせずに動画を見る方法はいくつかありますが、中でもやはりAirVideoがおすすめです。AirVideoではデスクトップに入れたアプリとiOSデバイスをつなげておけば、どんな動画でもWi-Fiか3Gでストリームできます。なので、動画はすべてMacなりWindows PCなりローカルに保存しておけば、iOSデバイスのストレージに入れる必要はありません。
AirVideoのちょっとした問題は、iOSデバイス用には動画フォーマットの変換が必要になることです。といっても、通常これはリアルタイムで行われるので問題ないですし、事前に変換しておくこともできます。
もしメディアセンター的な環境を作りたい場合は、XBMCを使うといいです。XBMCを使うにはジェイルブレイクが必要になりますが、それだけの価値はあるかと思います。
・メール、連絡先、その他メールなどのデータはあまりスペースを取りませんが、もしストレージ利用を徹底的に少なくしたければ、Webアプリを使うといいです。GoogleのWebアプリはほぼすべてiOS上でちゃんと動くので、ファイルを保存しておく必要はありません。他のWebアプリも多くは問題ないので、ブラウザさえあれば大丈夫です。他にもiOSデバイスのストレージを節約するTipsがありましたら、コメントでお願いします!
Adam Dachis(原文/miho)