東北地方太平洋沖地震発生以来、民放の流すテレビCMの多くが「♪エーシー」でお馴染みのACジャパン(旧公共広告機構)になっていますよね。
「ACジャパンって、スポンサー枠を全部買い取っているの?」とか、「同じCMばっか流して、いい加減見飽きたよ...どうにかならないの?」と思っている人もいるのではないかと思います。そんな皆さんの疑問や不満を解消すべく、モデルプレスがACジャパンの担当者にインタビューしたそうです。
インタビューをまとめると以下のようになるようです。
・何故、ACジャパンのCMばかり流れるの?
地震が発生したことで、テレビ番組のスポンサーのうち、70%以上が自粛している。
空いた広告枠を埋めるため、テレビ局は営利目的ではないACジャパンのCMを流さざるを得ない状況になっている。
・現在、流れているCMの内容ってどうなの?
オンエア中のCMは、2010年7月以前にテレビ局に渡したものが流れており、ACジャパンとしても、現在の震災の状況を考えるとオンエアすべきではないCMも含まれていると考えている。(そういったCMについては)ACジャパンから、テレビ局に放送を自粛するように伝えている。また、被災者を支援、励ますメッセージ、地震対策などの新しいCMを制作開始して、切り替えられる準備を進めている。
一方で、そういった背景や事情を知らない全国の視聴者からは、ACジャパンに対してCMの問い合わせが殺到しているそうです。
そのため、ACジャパンのホームページ上には、謝罪文(内容はインタビューの回答とほとんど同じです)が掲載されており、その文中には「CMの最後に ♪エーシー という音声(サウンド・ロゴ)が流れておりますが、すでに音声削除作業を始めており、多少なりとも耳障りさは軽減されるかと存じます。」とも書かれていました。
どうやら、「エーシー」の音声が耳障りだという苦情が来ているようですね。個人的には「エーシー」の音声を削除してしまうと、「あれ? 今の何のCMだった?」となってしまうような気もしているのですが...どうなんでしょうね。
いずれにしても、新しいCMが完成するまでは、現在のCMが流れ続けることになると思いますので、くれぐれもACジャパンに苦情を言ったりしないで下さいね。
テレビCMが「AC」だらけに その真相に迫る「AC」担当者単独インタビュー[モデルプレス]
(KENTA)