えぇ、2011年で引退じゃなかったの?
あのスペースシャトルも今年限りで雄姿を見られなくなるねって、今後の宇宙計画には大きな不安を抱えたまま惜しまれつつ去っていくシナリオだったはずなんですけど、ここへ来てトンでもない大どんでん返しが起きそうですよ。なんとNASAの手は離れるものの、引き続き年2回のペースでミッションをプライベートに継続する話が飛び出してるんですって!
この件に関して、当のNASAは一切のコメントを拒否しているため、まだ真偽のほどは定かではありませんが、いままでミッションを支えてきたUnited Space Allianceが独立して一手にスペースシャトルのアトランティスとエンデバーを引き取り、新しい燃料タンクを装備するなどの改良を施した後、独自のミッションを2013年から開始する計画がぶち上げられちゃってますね。
過去のミッションを長きに渡って支えてきた歴史がある。だれよりもスペースシャトル運行の全ノウハウを知り尽くしている我々だからこそ行なえることがあるのだ。
そうUnited Space Allianceのトップは語り、スペースシャトル退役後に新たな宇宙船が完成するまでの空白期間を埋める貴重なミッションを遂行するとアピールされています。どうやら低コストの運用プランも打ち出されており、現在の半額以下の年間15億ドルで実現可能とのことですよ。
この計画には賛否両論入り乱れており、もう安全面からはスペースシャトル運用のいかなる延長も止めておいたほうがいいという意見だって多いみたい。さてさて、どうなることでしょうかね?
[United Space Alliance via USA Today]
Sam Biddle(米版/湯木進悟)