先日こちらで紹介した、手書きメモをデジタル化するデバイス「airpenPocket」。実際に試してみる機会がありましたので、使い勝手などをお伝えしたいと思います。
こちらは実際にメモを取るairpen本体ですね。Evernoteバージョンは、色がグリーンで、あのEvernoteのマークが入っています。ペンの後軸にはボタン型電池を入れて使います。
ペン先は普通のボールペンです。ただし、ペン先の周りの部分にはセンサーがあるので、その部分は握らないようにしましょう。
airpenの動きを感知するための受信ユニットは、用紙の上部をクリップのように挟んで設置。用紙はA4まで対応しています。
これが受信ユニットです。USB経由で充電して使います。パソコンとの接続はUSBケーブルのほか、Bluetoothによる無線接続も可能です。もちろん、パソコン側にBluetooth受信機があることが条件ですが。
また、パソコンがないときは。この受信機にメモを貯めておき、あとでパソコンに転送することもできます。いろいろな使い方ができますね。
パソコンには付属ソフト「airpenNOTE」をインストールしておきましょう。今回は、紙に書いたメモをリアルタイムでデジタル化する「オンラインモード」を試してみます。先ほど受信機をセットしたA4用紙に文字を書き始めると、パソコンにも用紙が表示されます。次々書いた文字がパソコンに表示されていく様子を動画でご覧ください。
ほんとは書いているところと表示されていくところを同時に撮影したかったんですけど、うまくいかなかったので、パソコンの画面だけ。線の太さは種類は画面左下から選ぶことができます。
ちなみに実際に書いたメモはこちら。ほんとにリアルタイムで画面上に文字が表示されていくのは、なんか楽しいですよ。
保存したメモはairpenNOTE上で管理できます。また、WordやExcel、PDFへ出力したりEvernoteにアップロードすることもできます。書いたメモをただデジタル化するだけじゃないんです。
すごいのは、手書き文字を認識してテキスト化してくれることです。僕のきったない字も結構な確率でテキストに変換してくれてますね。何気にすごいですよね、この機能。ちなみに、Windowsだけの機能です。Macintoshな方、残念。
なお、3月にはAndroidアプリが登場予定となっています。AndroidとairpenPocketの組み合わせなら、かなりモバイルパワーがアップしそうです。
メモは手書き派だけど、保存はデジタルでしたいという人には、最適なツールじゃないでしょうか。
実勢価格は1万8000円ほどです。airpenPocketがあれば、スキャナ不要になるかも?
airpenPocket(ぺんてる)
(三浦一紀)