最近イギリスのエリザベス女王も始めたみたいですね。Facebook。
再び盛り上がってるみたいですけど、もしあなたがFacebookを知らないで育った年代なら、自分が10代の頃に、こんなものが無くて良かったよと思っています? それとも欲しかったですか?
アメリカで実施された新しい調査によると、リスクがあるにもかかわらずソーシャルネットワークは10代の女の子達を精神的に安定させ、友達とより身近になれるツールとして認識されていることが分かったんです。
この調査はガールスカウトによって実施されたもので、14歳から17歳の1,000人の女の子が対象となりました。その結果68%の女子がソーシャルネットワーク上でいじめられたり、噂話をされた経験があり、45%が友人同士をお互いに嫉妬させるモトになると考えていたそうです。そして40%の女子は、プロフィールの内容によって誰かへの敬意を無くしたと言ってるそうです。
ありがちな事ですが、オンラインでの彼女たちと本来の彼女たちとの間にはズレがあります。74%の子たちは友人達がオンライン上では実際の彼女たちよりもカッコイイ自分を演出してると言い、41%は実際に自分がそうしていると認めたそうです。
ちなみに、オンラインでのプロフィールでは、賢いとか親切ではなく、楽しい、面白い、社交的といった面をアピールしているようです。また、自尊心がある女の子たちに比べ、自尊心が低い女の子たちは、オンラインではセクシーでハジケてる子として表現する傾向があるようです。
先日行われたパネルディスカッションで、New York TimesのコラムニストPeggy Orensteinは、Facebookのせいで彼女たちは人生のあらゆる局面で危険と隣り合わせになっていると指摘しました。特に若い女の子たちは、実際自分たちで求めているよりも性的関心をエスカレートさせ、積極的でイージーゴーイングな印象を与えてしまうので、とても危険だというのです。また、インターネットがいじめを助長させている事は周知のことで、全ての10代の子たちが必ずといっていいほど経験する未熟者のミスは永久に存在し続けてしまいます。シモンズ大学のJanie Victoria Ward教授の話では、教授が少女のための社会計画の有効性について研究した時の事を話てくれました。少女たちの一番の感心ごとは、他の女こ子達を信じることがいかに難しいかということだったそうです。
その一方で、ソーシャルメディアは困っている10代の子たちの救命ボートになる場合もあるんです。56%の女の子たちは調査員に、ソーシャルネットワークは友人をより身近に、心が繋がっているように感じさせてくれると言い、30%は彼女たちの友情を改良したと考えていると答えました。また、繋がってると思える人を見つけ出し、孤独感を埋めることも出来ると。
また、Mobilize.orgの代表Maya Enistaさんは、オンラインのフォーラムに匿名で参加することによって彼女たちを助けるという方法は、実際の世界で同じことをするよりも効果的なメンタリングの形かもしれないと指摘しました。
リアルな世界だと、年齢や文化の違いや、色んな事が要因になってコミュニケーションにバリケードが出来てしまう事がありますからね。人気のあるTwitterのハッシュタグに、抱えている問題に対して何らかの見解を得ることができた人もいるそうですから。
結局のところ、使い方次第ってとこなのかな。情緒不安定な10代の子達が賢く使いこなせているといいんですけどね。
[NYT]
- Irin Carmon(原文/junjun )