Macのアドレス帳から自動的に連絡先を読み取ってシームレスにMacとMac、MacとiPhoneとのテレビ電話を可能にしてくれます。そういう意味で全体的にすごくいいアプリだと思いますね。
アプリを起動するとデフォルトでiPhoneのような縦長のウインドウが立ち上がります。iPhoneとMacを接続している場合は、iPhoneを横にするとMac側も自動的にランドスケープモードに。Macからランドスケープモードにする場合は「Command R」を押してランドスケープモードにします。
ただMacとMacにくらべてiPhoneとMacのFacetimeはフレームレートが低くなっているので画像が荒れます。つまりMacとMacのほうが綺麗なFaceTimeが可能なんですね。でも、iMacとかMacBookのカメラなんてiPhone4のカメラより良くないんだからiPhoneとMacであってももう少しフレームレートを上げて欲しかったところです。
ちなみに、通常iPhone 4のFaceTimeは15FPSに抑えられていますが、脱獄ユーザーはCydiaから「FaceTime Mod」っていうアプリをインストールすれば、6FPSから30FPSまで自由に設定できちゃったりします。念のため。
あと不満をあげるとすれば相手がオンラインかがわからないところですかね。結局オンラインかどうかを確認するためにAIMとかGoogleチャットを起動したりする必要があるので、スタンドアローンのビデオチャットアプリとしてはオススメできません。でも僕が思うにアップルは常にFaceTimeの待機状態にいろってことなのかも。
FaceTimeは純正チャットアプリiChatのそれと似ていますが、iChatにFaceTimeの機能を盛り込むのではなく、単体のアプリとしてアップルが作ったってことに驚いています。私見としてはおそらくWin版の提供も視野にいれて考えているのかもしれませんね。
FaceTime for Mac(beta)はSnowLeopardユーザー向けにダウンロード可能となっています。
[Apple]
Jason chen(原文/遠藤充)