火星の有人探査に向け、着々と訓練中のみなさんです。
「Mars Analogue Research Station (MARS)」プログラムは、火星の気象条件を地球上で再現し、「赤い惑星こと火星の有人探査に必要なプロトコルと探査手順、火星の持ち込む機材をテストする」シミュレーション訓練。2週間から1カ月、この火星そっくりな状況で暮らすんです。もちろん宇宙服とヘルメットも着けて!
地球との連絡には時間のラグもちゃんと計算して組み込んでいます。「面倒くさいから脱ぐ!」というわけにはいきません。機材はすべて、宇宙服着たままいじるのです。
こんな訓練があったんですねー。地球上のどこか分かります? 答えは写真残り10枚と一緒に、以下でどうぞ。
地上にこのシミュレーションができる実験設備は2カ所あります。 ひとつは北極圏のデボン島。世界最大の無人島で、巨大な隕石衝突痕のクレーターのある名所ですね。「WIRED VISION」に計画段階の記事(日本語)がありますよ?
もうひとつは米ユタ州のMars Desert Research Station。あと2つ増設予定で、ひとつはアイスランドに建造中ということです。
ADAM FRUCCI(原文/翻訳:satomi)
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