“呪われた海賊”の冒険サバイバル『Captain Bones: 海賊の冒険』人間と骸骨2つの形態の使い分けが面白い!早期アクセスゆえの不足分もあるが完成を期待したい【クラフトサバイバル名鑑】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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“呪われた海賊”の冒険サバイバル『Captain Bones: 海賊の冒険』人間と骸骨2つの形態の使い分けが面白い!早期アクセスゆえの不足分もあるが完成を期待したい【クラフトサバイバル名鑑】

【クラフトサバイバル名鑑】では、同ジャンルのゲームが好きな筆者によるゲームの魅力を紹介しています。

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“呪われた海賊”の冒険サバイバル『Captain Bones: 海賊の冒険』人間と骸骨2つの形態の使い分けが面白い!早期アクセスゆえの不足分もあるが完成を期待したい【クラフトサバイバル名鑑】
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今やPC/コンソール/モバイルそれぞれのプラットフォームでサバイバルジャンルの作品は定着していて、多くのプレイヤーがさまざまな世界を舞台にサバイバルを楽しんでいます。

Game*Sparkでは【クラフトサバイバル名鑑】として、同ジャンルが好きな筆者が、定番作品を中心にクラフトサバイバルジャンルの作品の魅力を紹介・解説しています。今回紹介するのは、2022年7月28日からSteam早期アクセス中の海洋冒険サバイバル『Captain Bones: 海賊の冒険』です。

呪われた海賊の冒険オープンワールド

『Captain Bones: 海賊の冒険』は、トルコの開発スタジオWorld of Poly Gamesが開発を手がけるオープンワールド作品。同スタジオはソロプロジェクトとして本作を制作しているほか、現在は農場&レストラン経営シミュレーション『収穫カフェ(Harvest Cafe)』も制作しています(体験版あり)。

スタジオでは2018年に『Captain Bones: 海賊の冒険』を発表し、2021年にゲームのプロローグ版となる『Captain Bones: Prologue』を公開。プロローグ版は配信から高評価を獲得しています。その後「Steam Nextフェス」への参加などを経てゲーム本編は2022年7月28日にSteam早期アクセスされました。

本作の舞台となるのは、多彩な島が待ち受けるオープンワールドの広大な海。平凡な乗組員の一人だった主人公が漂流し、さまざまな出会いを通じて偉大な船長へと成長する物語が描かれます。島々の探検や海戦、クエスト、船の管理や強化など、クラフトサバイバルと海賊要素が融合したゲームプレイを楽しめます。

主人公は序盤のクエストで“骨になってしまう呪い”を受けてしまいます。普段は人間として生活できるのですが、骨になることでさまざまなデメリットが発生してしまうため、メインストーリーではこの「呪い」を解くために、島々を奔走することになります。

早期アクセスリリースから定期的なアップデートが続き、これまでストーリーや船の種類などのコンテンツ拡充、グラフィックオーバーホールやUI改善など多くの更新が行われています。製品版では島の統治や天候変化といった要素も導入する計画ということです。

丁寧な導入と突如として「呪い」の悪夢へ

ゲームはまず難易度を決定し、性別や見た目、服の色などの項目のキャラメイクからスタートします。物語は主人公が海賊船の乗組員として軍艦と戦い、運悪く大砲の直撃を受けて海の中へ放り出されてしまうシーンから始まります。

主人公が目を覚ますと、そこは見知らぬ島。助けてくれたのは「ネイチャーウーマン」という女性のようです。彼女は主人公が生き残るための知恵を授けてくれる存在で、採取やクラフト、戦闘といった本作の基本を教えてくれます。チュートリアルが非常に親切なので、ゲーム内のサバイバル項目は困ることがないでしょう。

一連のチュートリアル終了後、彼女から近くの島に捕らわれているジャックを助け出すことを頼まれます。イカダを作って島に着き、海兵と戦って鍵を手に入れ牢屋に……そこには一体の骨が転がっているだけでした。骨に近付いてみると、なんと主人公の全身が骨になっていくではないですか!

ジャックの「呪い」によってスケルトンに変化した主人公は、解呪のための方法を探し出すことに。島にいる老人を助けて小さな船を入手し、新しい島を目指すことになります。こうして、島々を舞台にした海賊ストーリーが始まるのです。

人間と骸骨2つの形態を活かそう!

ゲーム内で主人公は常にスケルトンというわけではなく、定期的にスケルトンへと変身する形式です。スケルトン状態はNPCに怖がられ、話や買い物ができなくなるどころか、その状態だと海兵は問答無用で襲いかかってきます。

しかも初期状態では視界が悪い、戦闘ができない、変身時(および解除時)に大ダメージを受けるなど、まともに行動することすら困難です。一定時間を過ぎれば再び人間状態に戻れますが、うっかり街中でスケルトンになったら兵士に囲まれてピンチになってしまうことでしょう。

本作のユニークな点として、クエストで獲得できるポイントで獲得できるスキルが、強化ではなく“呪いを緩和する”方向性であること。上記のデメリットはスキルを得ることでほぼ改善されていくのです。また、スキルを進めるとスケルトン状態だからこそ得られる強力な特性も得られます。

例えばスケルトン状態だと酸素が必要なく、海に長い時間潜ることができます。作中でもその特性を活かしたストーリークエストも用意されています。慣れないうちは隠れてクラフトや採取くらいしかできませんが、ゲームが進行すれば人間状態との使い分けによる、さまざまなプレイもできるようになるのです。

気軽な航海や冒険も楽しい!

本作のサバイバル項目は飢えと渇き、体力くらいでそこまで厳しいものではありません。水はヤシの木を斬ってココナッツジュースを飲めば簡単に回復しますし、飢えも空になったのココナッツをバラせば果肉を得られます。もちろん、釣りや狩りで手に入れた肉を焼いたり、ワインやパンを店で購入することもできます。

比較的カジュアルなサバイバルシステムのお陰で気軽な航海もしやすく、ある程度の備えがあればどんどん新しい島を目指すことができます。島には新しい店があったり、隠された宝物があったり、NPCクエストが用意されたりと、色々な出会いが待ち受けています。もちろん敵海賊もいるので要注意です。

海賊が主役であるゲームなので、もちろん海賊行為も行えます。海戦では大砲による砲撃戦と白兵戦が可能で、ある程度砲撃でダメージを与えた船に接舷することもできます。倒した船からお宝を手に入れるのは最高の喜びですね!また、船に余裕があれば、投降してきた乗組員を雇うこともできます。

船は島でアップグレードすることで大砲や乗組員を増やしたり、速度や耐久をあげることも可能。ストーリーを進めれば船の種類も変化し、ますますやれることは増えていきます。もちろん素材やお金もかかるので、しっかりと採取やクラフト、海賊行為で物資を蓄えましょう。

現時点のビルドでは拠点を作って活動するタイプのゲームではなく、基本的には航海や冒険を行っていきます。ただし、食事や素材集めのサバイバル要素は必須で、必要な素材のために島々を巡るなど、クエストにもシステムが上手く組み込まれています。ツールや武器が壊れやすい、クラフトできるアイテムが少ないなど、少し気になる部分はありますが、呪いを巡る海洋冒険のワクワク感はバッチリ楽しめます!

物語を感じさせるスポットも多いです。

『Captain Bones: 海賊の冒険』は、未知の世界の探検や「呪い」を軸にしたシステムなど、冒険感とクラフトサバイバルの面白さを、カジュアルにしっかりと堪能できます。丁寧なチュートリアルを含め、ゲームを遊びやすい印象です。

最初はデメリットでしかない「呪い」を、少しずつ利点へと変えていくスキルシステムは実に面白いもの。人間とスケルトン、どちらの形態でも大切な役割があるので、愛着が持ちやすいゲームデザインだなと感心しています。

フォトモードも搭載。

まだ早期アクセスということで、少しコンテンツ不足や不具合、説明が足りない部分もあります。日本語翻訳もおかしな部分や抜けもありますが、実際のプレイに大きな支障を出すことはありません。焚き火がなぜか「燃え」ではなく「萌え」なのは笑ってしまいますが。ジャンプ漫画にそんなキャラいましたね。

隠れていて見づらいお邪魔キャラの蛇やサメを消すオプションもあります。

海洋冒険や海賊ものが好きな人であれば、ぜひともおすすめの一作。今後のコンテンツ増加にも期待です!


ライター:Mr.Katoh,編集:TAKAJO

ライター/酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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