「指輪物語」と「ホビットの冒険」を紡ぐ物語を描く新作ゲームとして昨年11月に正式発表された『Middle-earth: Shadow of Mordor』。新たにNemesis SystemやWraithといった同作の特徴を紹介する『Middle-earth』のゲームプレイ映像が解禁されました。
今回のプレイ映像で描かれるのは、サウロン勢力によって征服されつつあるモルドールの村タリオンを舞台に、奴隷商人Ratbagをターゲットとしたミッション。映像ではWraithスキルを利用してRatbagの脳内を覗き込んでオーク同士の関係を探り、彼が実は単なるボディーガードであることが判明しています。
プレイヤーが操作するキャラクターとなるレンジャーTalionは、一度はサウロンの手先達によって死に追いやられたものの、「Wraith(生霊)」と名付けられたアビリティによって復活した人物。蘇生した結果、Talionはレンジャーのスキルと共に敵の心の内を覗くことが可能なWraithのパワーを得ており、ゲーム中には両方のスキルツリーが登場します。
『Batman: Arkham』シリーズに影響を受けたとされる戦闘映像も収録
またプレイヤーの行動によって自動生成された敵が登場するNemesis Systemも本作の特徴。全ての敵がそれぞれの名を持っており、プレイヤーとの戦いから生き延びた場合には、さらに強力に成長した姿で再びTalionの前に立ちはだかります。またこのNemesis Systemを通してプレイヤーはオーク達のヒエラルキーを学ぶことが可能で、彼らのお互いの関係性、さらには長所や弱点といった分析までもが行えるようです。
海外メディアの取材に対し、開発を担当するMonolithのデザインディレクター Michael de Plater氏は、このNemesis Systemはゲーム側が用意するだけでなくプレイヤーの行動によって生み出されるパーソナルな"新しい次世代の敵"たちを用意したかったとコメント。シーズンを通してチームが構成されていくスポーツゲームから大きな影響を受けたとも語っています。
『Middle-earth: Shadow of Mordor』はPC/PS3/PS4/Xbox 360/Xbox Oneへ向け2014年にリリース予定です。