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NEWS (06/01/16 11:45)

「Firefox」で任意のタブの描画エンジンをIEに切り替えるプラグイン「IE Tab」

登録済みURLへのアクセス時にエンジンを自動切り替えすることも可能

「IE Tab」v1.0.7
「IE Tab」v1.0.7
 
あらかじめ登録したURLにアクセスすると自動的にIEエンジンに切り替えることも可能
あらかじめ登録したURLにアクセスすると自動的にIEエンジンに切り替えることも可能
 「Firefox」などで任意のタブの描画エンジンをIEに切り替えるプラグイン「IE Tab」v1.0.7が2日に公開された。「Firefox」v1.0以降、「Mozilla」v1.7以降、「SeaMonkey」v0.5以降および「Flock」に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XP上の「Firefox」v1.5 日本語版および「Mozilla」v1.7.12 日本語版で動作を確認した。現在、作者のホームページからダウンロードできる。

 「Firefox」などに「IE Tab」をインストールすると、選択したタブの描画エンジンを「Firefox」などで使われる“Gecko”からIEに切り替えることが可能になる。IE化されたタブでは“Windows Update”などIE専用のWebサイトにアクセスできるほか、IEの右クリックメニューに登録したツールも利用可能。

 本プラグインのインストール後、ブラウザー画面の右クリックメニューから[ページをIE Tabで表示]を選択すると、現在表示しているページの描画エンジンをIEに切り替えられる。また、リンクやブックマークを、IEエンジンを使用した新しいタブで開くことも可能。さらに、常にIEエンジンで表示したいURLをあらかじめ登録しておけば、アクセス時に自動的にIEエンジンに切り替わる。

 IEエンジン化されたタブは、タブやアドレスバーのアイコンがIEの起動アイコンと同じものに変化し、“Gecko”タブと区別できる。さらに、ステータスバーには現在使用しているエンジンを示すアイコンが追加され、このアイコンをクリックすることでも使用エンジンを相互に切り替え可能。また、編集部にて試用したところ、IEエンジン使用時のActiveXやJavaスクリプトのON/OFFといったセキュリティ設定は、IE自身の設定が引き継がれることを確認した。

 なお、本プラグインの現バージョンでは、IEエンジン使用時にSSLを使用したサイトを鍵マークなどで区別する手段が用意されておらず、IEエンジンのまま普段訪問しないサイトを利用するのはセキュリティ上の不安がある。そのため現状では、“Gecko”エンジンを主に使い、よく利用するが「Firefox」などに対応していないサイトを利用する際にIEエンジンに切り替える、といった使い方にとどめておくことをお勧めする。


【著作権者】PCMan (Hong Jen Yee) 氏、yuoo2k 氏
【対応OS】(編集部にてWindows XPで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0.7(06/01/02)

□mozdev.org - ietab: index
http://ietab.mozdev.org/

(中村 友次郎)




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