DATEDIF 関数
Microsoft Excel の DATEDIF 関数 を使って 年数、月数、日数を計算する方法を説明します
DATEDIF 関数
-
DATEDIF
-
[英語]:DATEDIFference
-
[読み]:デートディフ
-
この関数は指定された期間内の日数、月数、または年数を返します
-
[書式]:=DATEDIF( <開始日>,<終了日>,<単位> )
-
<開始日>:期間の開始日を指定します
-
<終了日>:期間の終了日を指定します
-
<単位>:戻り値の単位と種類を、単位を表す文字列で指定します
-
Y 期間内の満年数
-
M 期間内の満月数
-
D 期間内の満日数
-
MD 1 か月未満の日数
-
YM 1 年未満の月数
-
YD 1 年未満の日数
-
注意1)DATEDIF の結果が日付になる場合、セルの書式を[標準]に戻す必要があります
[ホーム]タブ → [数値]グループ → [表示形式] を [標準] にします
-
注意2)この関数は Lotus 1-2-3 と互換性を持たせる為に用意された物です、そのため 関数ウィザードやHelp が用意されていません
DATEDIF で 年数 を求める
単位:Y で 年数 を求める
-
セルC2 に =DATEDIF(A2,B2,"Y") と入力すると、セルC2 には 2020/08/25 から 2021/08/24 までの年数 0 が求まります
-
-
セルC3 に =DATEDIF(A3,B3,"Y") と入力すると セルC3 には 2020/08/25 から 2021/08/25 までの年数 1 が求まります
-
セルC4 に =DATEDIF(A4,B4,"Y") と入力すると セルC4 には 2020/08/25 から 2021/08/26 までの年数 1 が求まります
-
上の例では西暦ですがセルB4を和歴で 令和2年08月25日 のようにしても構いません
-
年号が西暦でセルA11に年、セルA12に月、セルA13に日が別々に入っている場合
=DATEDIF(A11&"/"&A12&"/"&A13,B3,"Y") のように & で連結してDATEDIF に渡します
DATEDIF で 月数 を求める
単位:M で 月数 を求める
-
セルC2 に =DATEDIF(A2,B2,"M") と入力すると、セルC2には
2020/08/25 から 2021/08/24 までの月数 11 が求まります
-
-
セルC3 に =DATEDIF(A3,B3,"M") と入力すると、セルC3には
2020/08/25 から 2021/08/25 までの月数 12 が求まります
-
セルC4 に =DATEDIF(A4,B4,"M") と入力すると、セルC4には
2020/08/25 から 2021/08/26 までの月数 12 が求まります
単位:YMで 月数 を求める
-
セルC2 に =DATEDIF(A2,B2,"YM") と入力すると、セルC2には
2020/08/25 から 2021/08/24 までの1年未満の月数 11 が求まります
-
-
セルC3 に =DATEDIF(A3,B3,"YM") と入力すると、セルC3には
2020/08/25 から 2021/08/25 までの1年未満の月数 0 が求まります
-
セルC4 に =DATEDIF(A4,B4,"YM") と入力すると、セルC4には
2020/08/25 から 2021/08/26 までの1年未満の月数 0 が求まります
-
<単位> M、YM の使い分け
-
期間の月数を 14ヶ月 などと求めたい場合は M を使います
-
年数は別に求めてあって、期間の残りの月数を求めたい場合は YM を使います
-
何年何ヶ月と求める
-
=DATEDIF(B14,TODAY(),"Y")&"年"&DATEDIF(B14,TODAY(),"YM")&"ヶ月"
-
[[20130724115035]] 『何年何か月まで表示したい』(超)
DATEDIF で 日数 を求める
単位:D で 日数 を求める
-
セルC2 に =DATEDIF(A2,B2,"D") と入力すると、セル C2 には 2020/08/25 から2021/08/24 までの日数 364 が求まります
-
-
セルC3 に =DATEDIF(A3,B3,"D") と入力すると、セル C3 には 2020/08/25 から2021/08/24 までの日数 365 が求まります
-
セルC4 に =DATEDIF(A4,B4,"D") と入力すると、セル C4 には 2020/08/25 から2021/08/25 までの日数 366 が求まります
単位:MD で 日数 を求める
-
セルC2 に =DATEDIF(A2,B2,"MD") と入力すると、セル C2 には 2020/08/25 から2021/08/24 までの1ヶ月未満の日数 30 が求まります
-
-
セルC3 に =DATEDIF(A3,B3,"MD") と入力すると、セル C3 には 2020/08/25 から2021/08/25 までの1ヶ月未満の日数 0 が求まります
-
セルC4 に =DATEDIF(A4,B4,"MD") と入力すると、セル C4 には 2020/08/25 から2021/08/26 までの1ヶ月未満の日数 1 が求まります
単位:YD で 日数 を求める
-
セルC2 に =DATEDIF(A2,B2,"YD") と入力すると、セル C2 には 2020/08/25 から2021/08/24 までの1年未満の日数 364 が求まります
-
-
セルC3 に =DATEDIF(A3,B3,"YD") と入力すると、セル C3 には 2020/08/25 から2021/08/25 までの1年未満の日数 0 が求まります
-
セルC4 に =DATEDIF(A4,B4,"YD") と入力すると、セル C4 には 2020/08/25 から2021/08/26 までの1年未満の日数 1 が求まります
-
<単位> D、MD、YDの使い分け
-
期間の日数を 123日 などと求めたい場合は D を使います
-
月数は別に求めてあって、期間の残りの日数を求めたい場合は MD を使います
-
年数は別に求めてあって、期間の残りの日数を求めたい場合は YD を使います
シリアル値
- DATEDIF 関数の <開始日> と <終了日> は シリアル値 です
- シリアル値は日付や時刻を数値で表した値です → シリアル値 (tp0049)
DATEDIF でエラー値 #NUM! が表示される
-
日付 <開始日> が <終了日> より未来 の場合 エラー値 #NUM! になります
-
=DATEDIF(<開始日>,<終了日>,<単位>) の <開始日> と <終了日> の データ を逆にして対応します
DATEDIF 関数・詳細
-
DATEDIF 関数・もっと詳しく → ExcelPedia:DATEDIF (PDF書類が別窓で開きます)
関連ページ
関連サイト
移設経緯
- このページは2003/04/28 「(e1m) 年数の計算,月数の計算,日数の計算」として登録されたものを、2020/08/25 「DATEDIF 関数」へ移設したものです
2024/04/08:更新 2020/08/25:登録 訪問者: