フジテレビから多くのCMが消えて1カ月以上が過ぎました。同局の経営に大きな影響が出る一方、しわ寄せは視聴者にも及ぶと専門家はいいます。どういうことか。社会と広告とのつながりについて研究する関西大名誉教授の水野由多加さんに聞きました。　――フ…

■記者コラム　「多事奏論」　オピニオン編集部・田玉恵美　1980～90年代に小中学生だった私の子ども時代は、フジテレビ全盛期にそのまま重なっている。　人並みのテレビっ子で、どの局にも思い出の番組はあるが、とりわけ輝いていたのがフジだった。　…

年金改革法案の国会提出が足踏み状態だ。与党内に、今夏の参院選への影響を心配して提出を先送りするよう求める声があるためだが、筋が通らない。国会の場で各党の主張を明らかにし、正々堂々と議論すべきだ。　年金制度は、少子高齢化や働き方の変化に応じ…

ジャーナリストの伊藤詩織さんが監督したドキュメンタリー映画が、海外の映画祭で評価される中、日本では上映されない事態が続いている。　伊藤さんは、望まない性行為をされたとして元民放記者を準強姦（ごうかん）容疑で告訴したが、不起訴に。民事訴訟では…

東京で過ごした子どもの頃、親類や近所の大人たちから空襲の体験談をよく聞いた。半世紀近く前になるが、今でも覚えているのは「逃げている時に機上の米兵と目が合った」という話だ。そんなに近くを飛ぶのかと驚き、想像するだけで恐ろしかった▼児童文学作家…