なぜ税理士は経営者の期待に応えられないのか | 前田和人 |本 | 通販

昔は儲かる士業の代表だった税理士。
しかし、いまではまったく様変わり。

競争相手が増え、不景気が続き
インターネットの普及で地域の垣根を越えて営業ができるようになり、
顧問料は低下するばかり。

そこで問われはじめたのが税理士の質、
いかに融資を引き出せる決算書が作れるかの力である。

本書は、税理士と税理士がつくる決算書を
20年近く融資担当者として見てきた著者が本音で明かす、
会社を殺す税理士、生かす税理士。

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Print length

208 pages
Language

Japanese
Publisher

かんき出版
Publication date

March 25, 2013
ISBN-10

4761269022
ISBN-13

978-4761269029
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商品の説明

著者について

株式会社M&Mパートナーズ社長。
昭和44年、佐賀県生まれ。伊万里商業高等学校卒業後、地方銀行に勤務。法人の新規融資先開拓を中心に16年半在籍する。
その後、冠婚葬祭を専門とした生花装飾業に転職。9店舗の新規出店を行い、その後10店舗の統括部長を務め、同社の売上拡大に大きく貢献。
その経験を活かし、銀行が融資をしたくなるポイントをしくみ化。また企業価値を高める具体的アクションプランを格付けに反映させ、多店舗展開をスムーズに行うためのロジックを完成させる。
日本経済の発展は中小企業の発展が欠かせないという想いで、企業のパートナーとして活動している。
企業への税理士紹介も多く、税理士と自身の各月面談を行い、企業への融資面まで完全フォロー、税理士と融資アドバイスの面で顧問契約の締結や決算の打ち合わせに同席するなど、活躍の場を広げる。
銀行での実績は、融資案件2500件以上、新規融資先開拓250社以上、福岡県の営業担当150名の中で営業成績ナンバー1を収めたことも。

著者ブログ http://ameblo.jp/bankrelationpartners/
Facbookページ http://www.facebook.com/maedakazuto

登録情報

Publisher ‏ : ‎ かんき出版 (March 25, 2013)
Publication date ‏ : ‎ March 25, 2013
Language ‏ : ‎ Japanese
Tankobon Softcover ‏ : ‎ 208 pages
ISBN-10 ‏ : ‎ 4761269022
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4761269029

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K.Nak

【お金を税理士に任せているので大丈夫！な経営者さんと現状を打開したい税理士さん…そんな方に読んでほしい！】

2013年3月27日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

会社経営にとって税理士はきっても切れない関係にある。
タイトルが挑戦的な感もあるが、それだけ士業には誇りを持っていただきたいと言う著者のメッセージだと思う。

以下私なりに3つの目線で感じまとめてみたことを記してみる。

【税理士の目線から…】
本書にて何度も触れているが、税理士業は国家資格・士業であるにも関わらず顧客獲得に熾烈を極めているようだ。

その中で健闘されている税理士や、税理士法人も当然あり、これからの生き残り戦略となるヒントが随所に見受けられる。

著者はただ税理士業界を批判しているわけではなく、顧問先企業と「同床異夢」の先細り状況に陥らないためにも…
と書き綴ったような感覚を私は覚えた。

顧問先の業種を確実に把握し、円滑なビジネスマッチングが構築できる…
税理士業は創造的かつファンタスティックで楽しいことも本書では綴っている。

【経営者の目線から】
数々の税理士にまつわる勘違いエピソードは一見の価値があるだろう。

元融資担当銀行マンの経験実績があるからこそ書ける内容だけに、この真実味は計り知れない。

同じような症状があれば経営者は今一度税理士と向き合うことにしたほうがよいのは間違いない。

判断となる物差しは「税理士さんは銀行からお金を取ってこれますか？」だ！

だが本書で言いたいことは、根本は税理士の怠慢もさることながら、
経営者の勘違いが引き起こしている事を注意喚起してくれているように思う。

経営者・役員が事業を今年度はどのように進めたいか、拡大したいかを区切りごとにしっかり説明していないのである。

申告グレーゾーンもたくさんあり、毎年税務調査官によって見解も異なる。

税理士に対しての説明不足や価値観・情熱の相違から、歪みが起きるのは人材育成も会社成長も同じことだろう。

税理士をお金の専門家、経営コンサルの一部と思いこみ、安心しきっている経営者こそぜひ読んでいただきたい。

「税金を払わずにお金を借りたい」という虫のいい話はどこにも落ちていないことを肝に据えるべきだと感じた。

本書は2時間少々でそれを教えてくれる！

【元融資担当銀行マンの目線から】
本書が秀逸なのは本当にココからである。

つまり、借りたいときに借りられる決算書を正しくつくろう！という方法を上記両者の視点から描かれている。

税務署でYES！銀行ではNO!と言われない決算書の手法が見どころである。

それはかつてのルール違反のズルイ方法でなく、本書では税理士による積極的な経営サポートの原則によるものと言い切っている！

銀行へ一緒にいく税理士さんがいるのはあたりまえではないのか？
銀行マンの金融審査スキル低下を、勘案して対応する税理士さんがいてくれたらどれだけ心強いか！

そして、さらに税理士さんがつくる決算書でなく、最終的に銀行側が思案した決算書で、
融資が決まることは当然といえばさみしいが、目から鱗だった。

私は経営者でなくても、一介の営業マン、ビジネスマンであれば経営者とのコミュニケーションツールとして
このくらいの知識は持って置いて損は無いと感じた。

また企業のマネージャー、管理者クラスも知っておいていただきたいと思う。
なぜなら企業はそれこそお金の波で成長戦略が見えてくるからだ。
経営者、役員との波長が重なればそれこそストレスフリーの状態になるであろう。

【最後に…】
私が言いたいことはゴシップ誌のような税理士業界の批判では絶対にないということだ。

日本の9割以上を占める中小企業の今後を憂うために、今著者は警鐘を鳴らしているのである。

2012年度からの中小企業会計ルール（中小会計要領）も織り込んでいる。

ネタバレの為深くは掘り下げないが、
これを理解し統一した対応が税理士とできればスピーディーな事業展開も財政改善もできる。
これがスタンダードになることで、税理士側・経営者側が課題点も明確になり、融資もうけやすくなる。

さぁ、明日は顧問税理士へ連絡して何を求めるかを伝えよう！さらに夢を伝えよう！
なぜなら、｢税理士業務はあなたの求めに応じ」税務相談ができるからだ。
そしてその出てきた案件をあなたのすべての責任において「ジャッジ」しよう！

そうすることでやっとタイトルに戻るが
「税理士は経営者の期待に応えることができる」のである！

19人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

りょう

荒っぽさが残りますが大変ためになりました

2013年5月20日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

融資担当の銀行員の思惑が垣間みることができる良書。
税理士とのつき合い方を考えるいいと材料になりました。
少々荒っぽい編集もありましたが、熱いメッセージは十分伝わります。
著者の他のタイトルも気になります。

2人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

ましゅー

実は、社長へむけた警告・メッセージだと感じました！

2013年4月7日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

私も銀行員だったのでうなづきながら読ませてもらいました。
ここまで書いてもいいのか？という内容で、税理士もきっと耳が痛いことでしょう。

この本を読んで襟を正すのか、ただ腹を立てるのか、税理士によって反応は違ってくるでしょうが、
きっと前者の税理士のほうが今現在でも信頼できる方なのでしょうね。

税理士のことを書いた本ですが、私がこの本で一番響いたフレーズは
「社長の仕事は“ジャッジすること”」という部分です。

確かに税理士の無知の部分も罪なのですが、それ以上に社長が税理士に
頼りすぎているのが悪だという気がしました。

この本にあるように、税理士はお金のことはすべてわかっているわけではないので、
（私も銀行員時代、同じこと感じていました）
ここのところをよく理解して、ブレーンは何人いてもいいので、
セカンドオピニオン・サードオピニオンという風に多くの専門家を使い、
そして最後は自分が判断・決断するということが社長には
ホントに大事なことなんだなと感じさせられました。

税理士のことを書いていますが、実は社長への警告・メッセージ
になっているんですね！

前田さん、もの凄く気付きの多い本をありがとうございました。

6人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

松波竜太

反論したくなるタイトルではありますが…

2013年4月18日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

税理士です。

税理士に対する批判を覚悟して読みましたが、「中小企業も税理士もお互いに期待すべきところ、応えるべきところを合わせて、ハッピーになりましょう。」ということを、多くの事例にもとづいて論理的に書いた本でした。

税理士業界ではいつも顧問料の低下が話題になります。

しかし、これは経営者の「どんな期待」に「どのようなレベル」で応えられるのかの指針を示している事務所が少ない事が本質的な原因だと思っています。

「何に対してどれくらいの期待して良いのか」という情報をがサービス提供者から得られない以上、「分からないから安い方を選択しよう」と考えてしまうのは自然な事だと思います。

色々な事を考えさせられました。

煽りの強いタイトルですが、安心してお読み頂いて大丈夫です。
著者の真面目な人柄が伝わってくる、好感のもてる本でした。

10人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

ネットマン

場合によっては悪本

2013年5月18日に日本でレビュー済み

中身を見ず、タイトルだけで購入してみましたが、微妙な内容の本でした。

半分くらいはいいことが書いてありますが、半分くらいは著者の全くの思い込み？といった内容でした。

いいことについては税理士や経営者にとっても経営に役立つ要素かと思いますが、残りの半分は本気でそう考えているなら著者が税理士のことをよく理解しておらず、少し残念に思う部分もありました。

どこの地方銀行に勤務していたのか不明ですが、エピソード等の事例は正直10年前の話か、又はある程度地方の話かと思います。

企業がなぜ銀行からお金を借りるのか、著者は元銀行員なのに理解しているのか疑問に感じました。

税理士のつくった決算書を銀行はこう見るなんてことが書いてありますが、銀行からお金を借りるためだけに決算書を作成するわけでななく、会社の全体的なバランスやキャッシュフローをみて税理士は決算書を作成していると思います。

さらに最近は会計指針やら要領などいろいろな制約があります。

銀行はこうみるからこんな決算書を税理士につくらせては駄目だ、典型的な例はこうだって書いてありますが、おそらく多くの税理士は銀行がどう見るか分かった上で、いろいろな事情があり筆者のいうダメな決算書を作成していると思います。

若手の税理士はこうだ、なんてことも書いてありますが、私は会社経営をしていてこれまでそんな若手税理士に出会ったことがありません・・・（笑）

「あなたの会社は税理士の飯のタネに」・・・といういい方は、逆に「あなたの会社は銀行の飯のタネに」・・・とタイトルを替えてあげても通じると思いますよ（笑）

実際、銀行の収益の大部分は著者が見下している会社への貸出金の金利収入ですし、例えば、弊社は借りる必要が全くない会社なのですが、銀行は様々な口実で不必要な融資をしてきます。

こういうのって銀行都合の融資であり、会社のための融資ではありません。

「なぜ銀行は経営者の期待に応えれないか。社長！定期預金や借入金利を無駄に払っていませんか！」という本が出版されてもおかしくないです（笑）

銀行員にもいろいろなスキルの人がいるように、税理士にもいろいろなスキルの人がいます。

著者の周りにいた税理士の話として書くのはいいと思いますが、業界全体の話として書くのであれば悪本だと思います。

ともあれ第３者目線で読むとそれなりに面白い本かもしれません。

でも、購入をお勧めするほどではありませんが・・・

78人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

アスパラガス

見当違いの想定問答

2013年5月23日に日本でレビュー済み

　経営者と税理士の関係を分析し、
　お互いの不満を書き出してます。

　しかし、見当違いの分析であり、
　このような不満を持っている経営者も、
　税理士も、現実には存在しないように思います。

　経営者と税理士の関係について、
　実務で、深く、関与した経験があるとは思えません。

　何もないところで、本を書くために、不満を想定した。
　結局、最後まで読んでも、得るところはありませんでした。

　

42人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

まー坊

いろいろな側面から

2013年6月24日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

参考になります。と同時に自分のスタンス・立ち位置・分もわきまえなければなりません。
果たして、本当によい税理士と巡り合えるには、行動と運？

役に立った

嬰ヘ長調

税理士は『お金の専門家』ではない

2013年3月30日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

著者は元地銀融資担当者。
税理士は『お金の専門家』と美しき誤解をしている経営者に警鐘を鳴らしています。

タイトルだけ見ると税理士にケンカを売っているようですが、そうではありません。
税理士の選び方や付き合い方を知っていること、それが経営者にとっていかに大切かを説いた本です。
顧問先と共に成長しようとする税理士であれば、著者の考え方に賛同するのではないでしょうか。

税理士・税理士事務所との関係に悩んでいる経営者にお勧めです。

また、経営者に提案した保険契約を税理士に否定されたことのある保険営業マンにもお勧めです。

9人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

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なぜ税理士は経営者の期待に応えられないのか単行本（ソフトカバー） – 2013/3/25

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