ISのアニメ1期を観たとき「80年代ラブコメみたいだな…」と思って同作ファンになりました。しかし、それもアニメ1期までで以降は篠ノ之束一派もしくはファントム・タスクとの闘争が話のメインになり、ラブコメ的要素が希薄になってしまってちょっと失望してしまいました…。
しかし本作においてはあくまでラブコメがテーマで「ISはラブコメだったんだ…」と思い出させてくれる一品に仕上がっています。構成は1期OPに始まり1期EDで終わり、途中はヒロインたちの一夏をめぐるそれぞれの「立ち位置」を表現する曲となっています。
感想としてまあ「アニメ作品のまんまだな…」という感じなのですが、特筆すべきはセシリアの存在感。アニメ作品で表現しきれていない「一夏への高尚な想い」が上手く表現されています。物語の冒頭では主要プレイヤーだったのに話が進むにつれてモブ化してゆくセシリアですが(ファンの方スミマセン!)、「そういえばそういうキャラだったな」と再評価させられてしまいました。そういう意味でセシリアのファンには特にお薦めと言えるのかも知れません…。