世界名作劇場 最新作!「赤毛のアン」原作出版100周年&TVアニメ放送30周年記念作品!!【3話収録】■第10話「不思議なタマゴ売り」 新しい町メアリズビルに住むことになった、アンとトーマス一家。今度の家は酷く痛んだ状態ですが、たくさんの部屋があって、アンも自分の部屋をもらえることになりました。アンは嬉しさで胸を一杯にし、新しい自分の部屋の窓から見える景色について想いを馳せるのでした。期待に胸を弾ませながら開いた扉の向こうには、壊れた椅子と汚れたベッド、そして大きな窓があるだけでしたが、アンの顔は喜びに溢れます。汚れたマットをブラシで一生懸命洗うアン。帰ってきたジョアンナはブラシを見つけると、アンを厳しく叱ります。そのブラシは、ジョアンナが大事にしている野菜洗いのブラシだったのです。翌朝ジョアンナは起きてきたアンに、ブラシをだめにした代わりに町で聞いた変わり者のところに卵を買いに行くよう言い付けるのでした。■第11話「冬のひまわり」 卵を買いに行くたびに、エッグマンに新しい単語を教えてもらうようになったアンは、宝物のブラウニングの詩集を一緒に持って行きました。どうして「金色の泉」と呼んでいるかをアンがエッグマンに話してあげると、エッグマンは詩の一篇を読んでくれたのでした。家に帰ってきたアンは、ジョアンナに言われて代わりに野菜を洗おうとしますが、冷たい水に驚いてしまいます。自分が野菜ブラシをだめにしてしまったことをアンはとても反省し、我慢して野菜を洗い出すのでした。翌日ジョアンナと一緒に町に出掛けたアンが、お金がなくて買うことができない野菜ブラシを眺めていると、通りの向こうから争う大きな声が聞こえてきました。そこには、女に勉強は必要ないと怒鳴る男を前に一歩も引かずに言い返す女の人の姿がありました…。■第12話「はじめての学校」 雪が溶け、アンが待ちに待った春がやってきました。今日からとうとう学校に行けることになったアンは、ロキンバーに興奮して話しかけたり、朝食を早く終えようとしてパンをのどに詰まらせたりと、朝から大忙しです。食べ終えたアンが席を立つと、突然ジョアンナがアンを呼び止めます。洗濯の続きをやらされると思いアンはぎくりとしますが、ジョアンナはお弁当の包みをそっけなく指すのでした。感激の笑顔でお礼を言うと学校へと飛び出して行きました。1時間もかかる学校までの遠い道のりも、アンにとっては夢のようなひとときです。春の香りのする小道を歩むアンの前に、とうとう学校が見えてきて…。