『さよなら絶望先生』シリーズ4作目「懺(ざん)」。
この作品は主人公・教師糸色望が・・ってもうこのシリーズは説明不要でしょうか?とにかく糸色望(人呼んで絶望先生)が社会の様々な歪みを生徒たちと「絶望した!」と嘆くというお話です。
新シリーズ、おもしろいです!
今回は「俗」や「獄」などのアクの強さがあるシリーズとはちょっと違う印象です。パロディ、絵柄変化、アニメオリジナルなどを控えめにして、原作の毒のある面白さを全面に出した感じが本作では見受けられます。かといって元々の原作はかなりギリギリなネタばかりなので逆にこっちの方が見応えがあるかもしれません。アクのない分、個人的には初めて絶望先生に触れる人でもスンナリ楽しめちゃうと思いますよ。第1話では何にでもゲンをかつぎすぎな日本を非難してたら名前が縁起悪いてだけで獄中に隔離されるなんと哀れな絶望先生の話です。まぁ今作でも絶好調な(?)千里さんたちが助けにきますが。
それにしても安定した面白さです。
相変わらずギャグと毒の融合が絶妙な作品ですし、ネタもいちいち共感してしまうものばかりです。
もはやこの世知辛い世の中をこんなにも嘆けるのは先生だけ(笑)。というわけでオススメ!!