フィフス・シーズンには、忘れられないエピソードが凝縮されている。
【ストーリー】 放送開始から5年連続、全米視聴率No.1ドラマの座を譲ることのない『ER緊急救命室』は、このフィフス・シーズンの第9話「幸せに ルース・ジョンソン」で通算100話目を迎える。その放送回のエピソードで、カウンティ総合病院の設立百周年の祝賀式典が行われるなど、番組内でしっかり祝ってしまうのが『ER緊急救命室』ならではの遊び心だ。フィフス・シーズンは、まさに心に残るシーズンとなった。おめでたい100話放送を迎えたかと思えば、第15話「愛と友情の終幕」では、治療に対する考え方の違いからジョージ・クルーニーがERを去っていく。そして次の第16話「地の果てにて」では、普段の放送と雰囲気ががらりと変わり、南部の田舎でベントンがほのぼのとした物語をみせる。『ER緊急救命室』は、このフィフス・シーズンでまた新たな展開を見せようとしているのだ。 他メンバーも、さらに目が離せない。フォース・シーズンからメンバー入りしていたコーデイは今回、彼女の恋愛対象がベントンからグリーンへと次第に移行していく様子が描かれ、いっそう重要な登場人物へとなっていく。コーデイは、これからの『ER緊急救命室』を支える大きな存在となっていきそうだ。また、新メンバーも参加。医学生としてやって来たルーシー・ナイトは、昔のカーターと同じような存在で、それは同時に彼女を教える立場となったカーターが医師として着実に成長している証ともなっている。この2人の恋愛感情の行方も見物だ。HIVポジティブのジェニーは、C型肝炎にも感染。ベントンは、息子に聴覚障害があることを知る。出世への道が頭打ちとなったウィーバーは、本当の親探しを始めることで、養子であった自分のプライベートを明かす。仕事を優先し涙ながらロスと別れたキャロルは、後にロスとの子供を妊娠したことを知る。ただでも忙しいグリーンは、地域医療指導のボランティアを引き受けてより忙しく。そんな彼にストーカー問題までもが降りかかる…。 終わらないと思っていたことが終わり、始まらないと思っていたことが始まる。まるで自分たちの人生に起こる出来事のように。そんな予測不可能な瞬間がこの『ER緊急救命室5th』には、散りばめられている。
【収録作品】 第1話 : 苦難の第一歩 第2話 : ほんの一瞬 第3話 : 患者もいろいろ 第4話 : 消え去りし者 第5話 : 仮装 第6話 : 共にいつまでも 第7話 : 困惑と混乱と 第8話 : 闘い終わって 第9話 : 幸せに ルース・ジョンソン 第10話 : 奇跡を起こせし者 第11話 : アマンダ・リーの実像 第12話 : 違反 第13話 : 苦渋の選択 第14話 : 破綻の序章 第15話 : 愛と友情の終幕 第16話 : 地の果てにて 第17話 : 身代わり 第18話 : 原点 第19話 : 春遠からず 第20話 : 停電 第21話 : 責任ある人々 第22話 : 明日への期待
【映像特典】 ・ミュージック・クリップ : ERのテーマ (約3分)
死と生が隣り合わせの緊急医療の現場を舞台に、さまざまな人間模様を描き出すメディカルドラマの第5シーズン。 本シーズン最大のトピックは、人気のメインキャストである小児医師ロス(ジョージ・クルーニー)が、ついにERを去ることだろう。長年の恋人の看護婦長キャロル(ジュリアア・マルグリーズ)との関係にも終止符が打たれる。このシリーズの主役ともいえる医学生のカーター(ノア・ワイリー)は、後輩を指導する立場へと成長。新キャラの医学生ルーシー・ナイト(ケリー・マーティン)との恋の行方も見どころだ。 外科医ベントン(エリク・ラ・サル)が、出稼ぎ医師として南部の田舎町へ赴く第16話「地の果てにて」は、「ER」には珍しいロケ撮影。普段はクールなベントンの、温かな一面が垣間見れられる貴重なエピソードとなっている。(茂木直美)
製作総指揮・原作: マイケル・クライトン 出演: アンソニー・エドワーズ/ジョージ・クルーニー/ノア・ワイリー/エリク・ラ・サル -- 内容(「CDジャーナル」データベースより)