【12月11日 AFP】米カリフォルニア州のカトリック学校の修道女2人が、学校の資金およそ50万ドル(約5700万円)を数年にわたって横領し、旅行やラスベガスでのギャンブルに使ったと認めた。ロサンゼルス大司教区が10日、明らかにした。

 ロサンゼルス南部トーランス(Torrance)にあるセントジェームズ・カトリック・スクール(St. James Catholic School)の修道女、メアリー・マーガレット・クーパー(Mary Margaret Kreuper)氏とラナ・チェン(Lana Chang)氏は学校の入学金や授業料、寄付金を着服していた。2人は親しい仲だったとみられる。

 ロサンゼルス大司教区によると、定期的な会計検査により事態が発覚。2人は少なくとも10年にわたって着服を繰り返していたとみられている。

 地元メディアによるとクーパー氏は元校長、チェン氏は元教師で、2人は共に20年間この学校に務め、今年退職した。

 2人は授業料支払い用の小切手を学校のものとは別の口座に入金するなどし、横領の発覚を免れようとしていたとみられている。(c)AFP