北朝鮮、新型高出力ロケットエンジンの地上実験に成功
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【9月20日 AFP】(更新、写真追加)北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)は20日、同国が新型高出力ロケットエンジンの地上実験を行い成功したと報じた。
KCNAはこのエンジンによって北朝鮮は「世界水準の地上監視衛星を含むさまざまな衛星を打ち上げるのに十分な運搬能力を獲得できる」と伝えている。
またKCNAによると、西海(Sohae)発射場で実験の様子を視察した金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長は、科学者や技術者らに「できるだけ早期に衛星の打ち上げ準備を完了する」よう指示し、さらに今後数年で静止衛星を保有する国になるべく、ロケットの打ち上げをさらに実施するよう求めたという。
韓国航空宇宙研究院(KARI)の科学者は、新型のエンジンにより、北朝鮮が「米本土を射程圏内とする大陸間弾道ミサイル(ICBM)の保有に近づいた」と語っている。(c)AFP