【5月19日 AFP】難民受け入れに最も寛容な国は中国、ドイツ、英国であるとした調査結果を、国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)が19日、公表した。

 調査はアムネスティが27か国を対象に「難民歓迎指標(Refugees Welcome Index)」を用いてそれぞれの国民の難民受け入れに対する許容度を測定したもので、難民を受け入れることに国民が最も不寛容だったのはロシア、インドネシア、タイだった。

 指標では難民の受け入れ意志を、自宅、近所、市町村、国の各段階で数値化した。これによると、難民を自宅に引き受けてもよいとの回答は世界全体で10人に1人の割合だった。

 国別では、難民を自宅に受け入れても良いとの回答が最も多かったのは、中国が46%で1位。続いて英国が29%で2位だった。3位のドイツは10%だったが、自国で受け入れても良いとの回答は96%だった。

 一方、最も難民受け入れを歓迎していないのはロシアの国民で、61%が自国では難民を受け入れたくないと答えた。

 この調査はアムネスティの委託を受けて民間調査会社グローブスキャン(GlobeScan)が27か国の2万7000人超を対象に実施した。(c)AFP