クリントン氏がケンタッキー辛勝、オレゴンは敗北 民主党予備選
このニュースをシェア
【5月18日 AFP】米大統領選の民主党候補指名争いは17日、ケンタッキー(Kentucky)州の予備選でヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官が僅差で勝利した一方、オレゴン(Oregon)州はバーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員が制した。クリントン氏が党内の左派とりまとめに難航している現状が浮き彫りになった。
代議員獲得数ではクリントン氏が大きく上回っており、サンダース氏に候補者指名獲得のチャンスはほとんどない。だが、ウォール街(Wall Street)や既存政治を批判するサンダース氏は、若者や白人男性労働者の共感を集めて予備選で勝利を重ね、無視できない存在として指名争いに踏みとどまっている。
オレゴン州の予備選では、投票が締め切られた30分後にサンダース氏の得票率53%、クリントン氏47%で、サンダース氏勝利がテレビで報じられた。
ケンタッキー州は、開票率99.8%の時点でクリントン氏が46.8%、サンダース氏が46.3%という大接戦となり、2000票以下の僅差でクリントン氏がかろうじて逃げ切った。
共和党陣営は、サンダース氏にとどめを刺せずにいるクリントン氏に嬉々としている。(c)AFP/Jim Mannion