【6月19日 AFP】米ニューヨーク(New York)の書店で18日、大ヒット官能小説「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(Fifty Shades of Grey)」の最新作の発売に伴い、英著者E・L・ジェームズ(E. L. James)氏のサイン会が行われた。

 タイトな緑色のワンピースと黒のハイヒール姿で登場したジェームズ氏は、笑顔でファンと会話しながら自著へのサインに応じていた。

 5番街(Fifth Avenue)にある書店には前夜から並んだり、早朝の電車に飛び乗ってやってきたりしたファンが列を作ったが、その多くは女子高生や子連れの母親、主婦など女性だった。

 同日発売された「グレイ―フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ・アズ・トールド・バイ・クリスチャン(原題、Grey: Fifty Shades of Grey as Told by Christian)」は、1億2500万部を売り上げ社会現象となった3部作「フィフティ・シェイズ」の4作目に当たる作品。ハリウッド(Hollywood)で映画化され、5億6900万ドル(約700億円)という興行収入をもたらし、官能文学に新ジャンルを生み出したとも評されている。

 サドマゾヒズムを題材とした同3部作は、若く従順な女性主人公アナスタシア・スティール(Anastasia Steele)と若きエリート実業家クリスチャン・グレイ(Christian Grey)との関係を描いている。最新作はグレイの誕生日である同日に合わせて発売された。(c)AFP/Jennie MATTHEW