ケニア商業施設襲撃、武装グループは6人以下
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【10月7日 AFP】ケニア警察は5日、首都ナイロビ(Nairobi)で起きたイスラム過激派による高級ショッピングモール襲撃事件で、武装グループの人数は当初予想より少ない4~6人だったと発表した。ケニア当局は当初、襲撃犯を10~15人としていた。
一方、新たに公開された動画には、AK-47自動小銃を手にした武装グループのメンバーらが冷静にモール内を歩き回る様子が捉えられている。先月21日の事件発生から4日近く続いた武装グループとケニア軍との攻防では、少なくとも67人が犠牲になった。
ケニア・テレビジョン・ネットワーク(KTN)で事件について報告した警察署長は、武装グループの人数を4~6人と発表。また、モール外に逃れたものはいないと述べ、軍の救出作戦でメンバーは全員死亡したことを示唆した。
一方、事件の容疑者として国際指名手配されていた「白い未亡人(White Widow)」こと、サマンサ・ルースウェイト(Samantha Lewthwaite)容疑者についてケニア警察は、武装グループに女性はいなかったことから襲撃事件には関与していないと断定したと述べた。
武装グループにケニア人1人とソマリア人2人が含まれていたことは判明したが、欧米人がいたかどうかはいまだに不明。
一方、モール内の監視カメラが捉えた5時間分の映像が新たに公開された。映像には銃を手にした4人の男が、次の標的を探して落ち着いて歩き回る様子が映っている。事件発生から2週間を経ての映像公開となった。(c)AFP/Peter MARTELL