暗殺された野党指導者の葬儀に数万人、警官隊と衝突も チュニジア
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【2月9日 AFP】チュニジアの首都チュニス(Tunis)で8日、暗殺された野党指導者ショクリ・ベライド(Chokri Belaid)氏の葬儀に数万人が参加する中、参列者の一部が警官隊と衝突し、内務省によると132人が拘束された。
参列者はこの日、同氏が埋葬される首都南部の墓地まで3.5キロの道のりを行進した。内務省は参列者の数をおよそ4万人と見積もっている。
墓地近くでは、暴徒化した参列者が車に火をつけようとしたため、警官隊が催涙ガスを使用。また首都中心部でも、政府を批判するスローガンを叫んでいた若者グループに対し、警官隊が警棒と催涙ガスを使用した。
首都チュニスでは、同国で強い影響力を持つ労働組合「労働総同盟(UGTT)」が暗殺事件に抗議するための大規模なゼネストを呼びかけ、都市機能がまひしている。
世俗派の野党勢力に対する攻撃の背後には、与党のアンナハダ(Ennahda)を支持する民兵組織がいるとされているが、アンナハダは6日に起きたベライド氏暗殺事件への関与を真っ向から否定している。(c)AFP/Kaouther Larbi
参列者はこの日、同氏が埋葬される首都南部の墓地まで3.5キロの道のりを行進した。内務省は参列者の数をおよそ4万人と見積もっている。
墓地近くでは、暴徒化した参列者が車に火をつけようとしたため、警官隊が催涙ガスを使用。また首都中心部でも、政府を批判するスローガンを叫んでいた若者グループに対し、警官隊が警棒と催涙ガスを使用した。
首都チュニスでは、同国で強い影響力を持つ労働組合「労働総同盟(UGTT)」が暗殺事件に抗議するための大規模なゼネストを呼びかけ、都市機能がまひしている。
世俗派の野党勢力に対する攻撃の背後には、与党のアンナハダ(Ennahda)を支持する民兵組織がいるとされているが、アンナハダは6日に起きたベライド氏暗殺事件への関与を真っ向から否定している。(c)AFP/Kaouther Larbi