【7月14日 AFP】陸上、第14回世界陸上モスクワ大会(14th IAAF World Championships in Athletics Moscow)のケニア代表選考会は13日、ナイロビ(Nairobi)のニャヨ国立競技場(Nyayo National Stadium)で行われ、男子1500メートルではアスベル・キプロプ(Asbel Kiprop)、サイラス・キプラガト(Silas Kiplagat)、ニクソン・チエプセバ(Nixon Chepseba)が出場を決めた。

 2008年北京五輪のメダリストで、前回の世界陸上(13th IAAF World Championships in Athletics Daegu)王者であるキプロプは、キプラガトとチエプセバと共に、2012年ロンドン五輪でメダル獲得候補として期待されていた。

 しかし、ロンドン(London)の決勝ではキプロプが最後尾に終わった他、キプラガトは7位、チェプセバは11位となり、3人して表彰台を逃す屈辱を味わった。

 今大会ではキプラガトが3分33秒70で優勝。続いてキプロプが3分33秒80で2位に、チェプセバが3分33秒90で3位に入り、3人は8月に開催される世界陸上への切符を手にしてロンドンでの雪辱を果たすチャンスを与えられた。

 3000メートル障害は、同国期待の新星、コンセスラス・キプルト(Conseslus Kipruto)が8分13秒50で制した。

 アベル・ムタイ(Abel Kiprop Mutai)が2位、五輪金メダリストで世界陸上チャンピオンのブライミン・キプロプ・キプルト(Brimin Kiprop Kipruto)が3位となった。  ロンドン五輪と世界陸上大邱大会で同種目を制覇したエゼキエル・ケンボイ(Ezekiel Kemboi)は6位に終わったものの、モスクワ大会の代表に選出された。

 また、ダイヤモンドリーグ2010(IAAF Diamond League 2010)覇者のポール・キプシレ・コエチ(Paul Kipsiele Koech)は12位と最後尾でゴールしたものの、ケンボイ同様、モスクワ行きを決めている。(c)AFP