【11月1日 AFP】サッカーフランスリーグ杯2012-13（French League Cup 2012-13）は31日、4回戦が各地で行われ、パリ・サンジェルマン（Paris Saint-Germain、PSG）が2-0でオリンピック・マルセイユ（Olympique de Marseille）に勝利し、準々決勝進出を果たした。

　大会3連覇中のマルセイユは退場者を出して試合の大半で10人の戦いを強いられ、積年のライバルであるPSGに敗れた。

　試合の行方は前半28分、マルセイユのDFロド・ファニ（Rod Fanni）が厳しい判定で退場となった時点でほぼ決した。

　ファニはギヨーム・オアロ（Guillaume Hoarau）を倒したとして退場処分を受けたが、リプレイ映像ではオアロが自らバランスを崩しただけであることが映し出されていた。PSGは、チアゴ・シウバ（Thiago Silva）がこのプレーで得たPKから先制点を挙げた。

　このプレーが分岐点となり、エリー・ボー（Elie Baup）監督率いるマルセイユは戦術の変更を余儀なくされ、残り62分間を10人でプレーし、1点を追いかける形となった。
　
　しかし、マルセイユは後半5分に追加点を許した。PSGはハビエル・パストレ（Javier Pastore）のお膳立てを受けた好調のジェレミ・メネス（Jeremy Menez）がきれいなハーフボレーを突き刺して勝利を確実なものとし、8強へ駒を進めた。(c)AFP/Greg Fraser