【9月21日 AFP】米大リーグ(MLB)、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)のダルビッシュ有(Yu Darvish)は20日、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム(Los Angeles Angels of Anaheim)戦に先発登板し、8回1失点9奪三振で今季16勝目(9敗)を挙げた。

 9回にエイドリアン・ベルトレー(Adrian Beltre)が決勝の2点本塁打を放ったレンジャーズは3-1でエンゼルスに勝利している。

 今シーズンから活躍の場を米国に移しているダルビッシュは、先発登板した最近5試合で37回を投げて自責点6、4勝0敗の成績を収めており、過去6試合においては最低でも7回まで投げ抜いている。

 また、ここまで184回と3分の2を投げて214奪三振を記録し、1900年以降の新人選手としては史上16人目の200奪三振を達成しているダルビッシュは、今シーズンの防御率を3.90まで改善した。

 2年連続でワールドシリーズまで勝ち進みながらも優勝を逃しているレンジャーズは、シーズン成績89勝60敗でオークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)に4ゲーム差をつけており、プレーオフ進出へ向けて着実に前進している。

 5回表にジオバニー・ソト(Geovany Soto)の犠飛で先制したレンジャーズは、6回にエンゼルスのトリー・ハンター(Torii Hunter)が野選となる間に1-1の同点に追いつかれた。

 迎えた9回、エンゼルスの2番手アーネスト・フリーリ(Ernesto Frieri)からベルトレーが勝ち越しの本塁打を放ったレンジャーズは、先発のダルビッシュからマウンドを引き継いだ守護神ジョー・ネイサン(Joe Nathan)が最終回を締めくくり、勝利を手にした。(c)AFP