【10月4日 Relaxnews】携帯電話を絶対に手放そうとしない人と一緒に旅行をしたことがある英国人は、全体の3分の2以上に上ることが、1日に発表された調査結果で分かった。

 携帯電話が見つからなかったり、電波が届かなかったりすると慌てふためくあなたは「ノモフォビック(nomophobic)」かもしれない。これは携帯電話を使うことができない「ノー・モバイル」状態を恐れる人々を呼ぶために最近作られた造語だ。

 旅行情報サイトのトリップアドバイザー(TripAdvisor)が発表したこの調査結果は、英国人がいかに携帯電話に取りつかれているかを示すものとなった。回答者5500人の3分の2以上に当たる68%が携帯電話を手放さない人と旅行をしたことがあると答えた。

 同じくトリップアドバイザーが英国人2500人を対象にして行った別調査では、非常に多くの人が旅行中に携帯電話を使ってソーシャルメディアにアクセスし、家にいる友人たちに旅先での経験を「見せびらかしている」と答えた。友人たちをうらやましがらせるためにソーシャルメディアに旅先での写真やコメントを投稿していると「告白した」人は64%以上に上った。

 これは何も英国人に限ったことではない。英調査会社エコー・リサーチ(Echo Research)が米金融大手アメリカン・エキスプレス(American Express)から委託され米国で行った2011年の調査によれば、旅行中に電子メールをチェックする米国人は全体の72%、インターネットバンキングを行う人は41%、ソーシャルメディアをチェックする人は27%、仕事の電子メールをチェックする人は17%だった。この調査結果は、現代人にとってスマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット型端末が旅行の際の必需品となっている事実を表している。(c)Relaxnews/AFPBB News